ベランダや庭でも観葉植物を楽しみたい!屋外で育てる観葉植物特集
2016/12/24
T.sui
ブレイクタイムに欠かせないコーヒー、その豆が採れるコーヒーの木ですが、室内でも育てる事ができるのでインテリアとして観葉植物にもおすすめです。今回は観葉植物コーヒーの木の特徴に合わせた育て方のポイントや、剪定や植え替えの注意点、枯れる原因等をまとめました。
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コーヒーの木とは、もちろんあのコーヒーの豆が採れる木のことです。コーヒーの産地と言えばアフリカや南米などの温かい地域なので、日本で育つの?と思われるかもしれませんが、温かい環境を保ってあげればきちんと育ちます。
観葉植物として売られているものは小さいかもしれませんが、すくすく育って1.5m程の大きさになるとかわいらしい白い花が咲き、やがて実をつけます。
最初は緑色だった実は段々と赤くなります。そしてこの実の中に入っている種を乾燥させて焙煎させたものがみなさんご存知のコーヒー豆となります。
焙煎される前の豆は実は白いことをご存知でしたか?焙煎されればされるほど濃い茶色いになっていきみなさんご存知のコーヒー豆の姿になっていきます。
ちょっとした育て方や手入れのポイントを押さえておけば誰でも育てることができます。では、コーヒーの木の育て方を見ていきましょう。
観葉植物 コーヒーの木は寒さが苦手で、10度以下になると弱ってしまいます。そのため、鉢植えにして室内の明るい日陰か、午前中だけ日の当たる場所に置くようにしましょう。直射日光に当たる場所では葉焼けを起こしてしまいます。
初めてコーヒーの木を育てるという方は事前に必要なものを準備しておきましょう。
・じょうろや霧吹きなどの水やり道具
(葉に水をふきかけられる霧吹きがあると便利です)
・肥料、用土
・剪定はさみ
・軍手やスコップ
・成長に合わせた大きさの違う鉢
種まき
観葉植物 コーヒーの木は5~9月頃、20~25度が種まきの適期です。市販ではコーヒーの木の種を購入できないので、実から種を取り出してまきましょう。
1. 採取した実をむき、果肉を洗い流す
2. 種を一晩水につける
3. 育苗ポットに赤玉土(小粒)を入れ、コーヒーの木の種1個分の深さだけ埋める
4. 軽く土を被せて水やりをする
5. 土が乾かないように管理する
6. 1~3ヶ月で発芽し、苗が十分に育ったら鉢に植え替える
苗植えの時期と方法は?
5~8月頃、コーヒーの木の苗よりも一回り大きな鉢に植え付けます。鉢の底には大粒の鉢底石を敷き、水はけのよい土を入れます。苗を取り出し、根についた土を1/3ほどをほぐしながら落として植え付ければ完成です。
土作り
コーヒーの木には赤玉土(小粒)7:腐葉土3や、赤玉土(小粒)6:腐葉土2:川砂2を混ぜあわせた土がおすすめです。市販の観葉植物用培養土を使ってもかまいません。
水やり
コーヒーの木の生育期である春~秋は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。生育の衰える冬は、土が乾いて数日たってから水を与えてください。
肥料の与え方
5~9月は、ゆっくりと効く緩効性の化成肥料か観葉植物用の置肥を、1~2ヶ月に1回施します。または、観葉植物用の液体肥料を10~14日に1回与えてください。
コーヒーの木は基本的に剪定の必要はなく、樹形は放っておいてもきれいにまとまります。大きくなりすぎた枝がある場合は、4~5月に切り戻してバランスを整えます。
株元から出ている枝や伸びすぎた枝は、枝元から剪定し、混みあった部分は適度に間引いて風通しをよくしてあげましょう。
鉢植えの場合のみ、1~2年に1回、5~8月に植え替えをします。コーヒーの木の傷んだ根は切り落として、植え付けと同じ手順で植え替えます。
観葉植物 コーヒーの木を大きくしたくないときは、枝や幹を切り詰めて、同じ大きさの鉢に植え付けます。植え替えをしたら、根が落ち着くまで日陰か半日陰で管理するとよいですよ。
観葉植物 コーヒーの木は5~6月の梅雨前に、挿し木で数を増やします。剪定で切り戻した枝を活用すると効率的です。
1. 枝を葉が8~10枚つけて切り取る
2. 葉が3~4枚ついた枝の先端を切り落とす
3. 残った枝は、先端の葉を3~4枚残し、後の葉は切り落とす
4. コーヒーの木の残した葉は半分にカットする
5. 川砂や市販の種まき用の土に切り口を挿す
6. 30~45日ほど、直射日光の当たらない場所で管理する
7. 新しい芽が生長してきたら、鉢に植え替えて通常どおり育てる
サビ病
春と秋の、雨が多い時期に発生しやすい病気です。コーヒーの木は感染すると、葉に小さなクリーム色の斑点があらわれ、だんだん広がっていきます。最後は、葉や茎が変形し、生育が悪くなって観葉植物が枯れます。
被害にあった部分を切り落とし、全体に広がっているときは株ごと処分します。窒素成分の多い肥料を与えると病気になりやすくなるので、肥料は成分のバランスがよいものを選び、風通しのよい環境を作ることが大切です。
カイガラムシ
5~7月に繁殖し、観葉植物に寄生して栄養を吸って弱らせる害虫です。成虫になると薬剤が効きづらいので、見つけたら幼虫のうちに薬剤を散布して退治しましょう。
成虫は、見つけたらブラシなどでこすり落としていきます。排泄物がすす病を誘発するので、早めに対処することが大切です。
ハダニ
20~30度と気温が高く、乾燥した環境で発生しやすい害虫です。葉の裏に寄生し、かすり状や白い斑点の傷をたくさんつけて観葉植物を弱らせます。見つけ次第ガムテープで引きはがすか、殺虫剤を散布して駆除しましょう。
普段からコーヒーの木の葉に水を吹きかけることで予防できます
観葉植物 コーヒーの木を育てていると、葉が縁から枯れてくることがあります。原因としては、以下のことが考えられます。
水やりが多い、不規則
コーヒーの木は湿度の高い環境を嫌います。また、水やりが不規則でも観葉植物は混乱してストレスを感じます。水やりは、「土の表面が乾いたらたっぷりと」が基本です。
根詰まりを起こしている
コーヒーの木は観葉植物としては根の生長が想像以上に早く、根詰まりを起こして葉が枯れてしまうことがあります。鉢から株を取り出し、根がいっぱいになっているようなら一回り大きな鉢に植え替えましょう。
日光に当たる時間が急激に増えた・減った
観葉植物 コーヒーの木は日当たりを好みますが、突然たくさんの日に当たると、葉が焼けて枯れてしまいます。日当たりのよい場所に移すときは、徐々に日照時間を増やしてあげましょう。また、日当たりの悪い場所に移すときも、少しずつ日照時間を減らしていくと、コーヒーの木の株への負担が少なくすみます。
植え替えでダメージを負った
観葉植物 コーヒーの木は植え替えによって、根は少なからずダメージを負います。生育期以外に植え替えると、そのダメージからすぐに回復できずに枯れてしまいます。5~8月の生育期に植え替え、日陰か半日陰で管理しましょう。
観葉植物の種類や置く場所によって運気上昇に効果があると言われていますが、コーヒーの木の場合は葉っぱが下向きに生えているため、リラックス効果を高めるとされています。
家の中でも落ち着きたい場所、例えばリビングや寝室等に置くと気持ちが安らぐと言われています。
お部屋の中に緑があるだけで気持ちが和らぎますし、インテリアとしてもおすすめなのでぜひコーヒーの木を育ててみてはいかがでしょうか。
自分で育てたコーヒー豆でいれたコーヒーを飲めるなんて、コーヒー好きにはたまらないブレイクタイムですね。
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