2015/12/22
きーあー
2016/03/30 更新
ようやく日差しも暖かくなり、まさに絶好の家庭菜園日和となってきましたね。今年から家庭菜園を始めてみようという方もいるのでは?そんな皆さんには、まず土作りからしっかり行うことをオススメします。土作りの大切さを学び、立派な野菜やお花を育てましょう!
ご自宅に立派な畑があるという方を除いて、これから家庭菜園をはじめようと思う方は育てたい野菜にあわせて土作りからはじめることが大切なポイントになってきます。
私たちが食事から水分や栄養を補給するのと同じように、野菜は家庭菜園の土から水分や栄養、さらに空気まで取り込んでいるのです。
家庭菜園が成功するかどうかは良い土作りができたかどうかにかかってきます。
いまホームセンターや園芸専門店にいくと、このように家庭菜園ですぐに使える野菜用の土というものも販売されています。
ごく限られたスペースで家庭菜園を行う場合や、土作りが不安という初心者の方はこのような土を購入するのもオススメです。
でも、土って以外と高いって知ってました?
安い土でも黒土20リットルで150円程度します。1坪程度の畑をこのような土を敷き詰める為には1万円以上の費用が必要になります。
しかし土を買おうとすると、お店や量にもよりますが意外と高くなってしまうんです。
いろんな栄養を最初から混ぜてある土を買おうとすれば、その値段はさらに上がります。
土作りにはお金をかけたくないものです。ほかにも家庭菜園を行ううえで必要な道具もたくさんありますし、なにより種や苗を買う必要もあります。
だったら家庭菜園の土は自分で作ってしまいましょう!そのほうがお金をかけることなく、土作りのポイントも覚えることができます。
さあ、あなたも楽しい家庭菜園ライフの第一歩を踏み出しましょう!
今回は土作りについて初心者の方でも分かりやすく解説します。最後までお付き合いください。
まず、家庭菜園を行ううえで「良い土」とはどんなものなのかを理解することが大切です。
良い土の条件とは、「水はけが良く、水持ちが良く、通気性が良い」こと。
水はけが良いことと水持ちが良いこと。まったく真逆の性質ですよね。
たとえば雨が降ったとき、水はけが良くなければ水分が多すぎて植物の根が腐ってしまいます。逆に水持ちが悪ければ、すぐに土が乾いて植物が枯れてしまうのです。
まずは家庭菜園を行おうとする場所の土の状態を確かめる必要があります。
水はけの悪さは梅雨を乗り切れるかどうかを大きく左右します。水はけが悪い土であれば、土作りをしっかりと行って水はけが良い土にしなければなりません。
さらに、通気性が良い土でなければ呼吸することができないので植物は枯れてしまいます。通気性が良い土とは、フカフカした柔らかい土のことです。
家庭菜園における土作りは、この3点を抑えておきましょう。
家庭菜園を作ろうとする場所の土を確かめてみてください。何度も家庭菜園を行ったことのある場所であれば良いのですが、初めて行う場合はしっかりと土作りを行う必要があります。
ではどうやって3つのポイントを抑えた土作りを行うのでしょう?
良い土作り・・・それは家庭菜園を行う場所の土を掘り返し、肥料を混ぜ込み、土の改良を行うこと。つまり「耕す」ということです。これは農作業を経験したことのない方にとってはかなりの重労働に感じることでしょう。
このような鍬(くわ)や鋤(すき)が必須です。また土作りを行う前に雑草をキレイに取り除きましょう。せっかく良い土作りを行っても雑草が生えたままでは家庭菜園が雑草だらけになってしまいます。
家庭菜園を行う場所を決めたらこのように、レンガや紐などを使って場所を区切っておきましょう。作業する範囲が分かりやすくなり、スペースをしっかり区切ることでお庭の有効活用にもなります。
土作りは体力勝負です、まず家庭菜園を行う場所の土をスコップやシャベルを使って掘り起こします。こうすることで土と空気を混ぜ、フカフカした土にします。
掘り起こした土を、鍬を使って耕していきます。深さ30cmを目安に鍬を入れて掘り返すようにすると、表面とは違う色の土が出てくると思います。これを家庭菜園のスペース全体に行います。
このとき土の塊は鍬や手を使って粉々にします。すると空気の通りが良くなって、良い土にすることができます。土作りはこうした細かい作業を繰り返し行うことが重要なのです。
こうして良い土作りの基本、耕す工程が終わりました。なれない方は筋肉痛にご注意ください・・・。もし大規模な家庭菜園を行う場合は、耕運機といって耕す機械がありますので調べてみてくださいね。
そして土を耕したあとにはこのような「苦土石灰(くどせっかい)」が必要になってきます。
雨が多い日本では、土の中のカルシウムやマグネシウムが流れ出してしまいます。すると土は強い酸性になりがちです。家庭菜園の代表的な野菜、たとえばジャガイモやトマトといった野菜は弱酸性の土を好みます。
そんな日本の土を弱酸性に変えてくれるのが、この苦土石灰というものです。土作りのときにこれをまいておくことをオススメします。
苦土石灰はホームセンターで購入できます。家庭菜園の場合は大きな袋を買うとあまってしまうので、小さいもので充分だと思います。
そして土作りにもう一つ欠かせないものがあります、それが肥料です。家庭菜園の場合どんな肥料を使えば良いのか迷ってしまうところですよね。そこで、このような混合堆肥と呼ばれるものを使います。
家庭菜園で使う肥料には、鶏のフンや牛のフンなどさまざまな種類があります。この混合堆肥ならおおむね土作りに欠かせない肥料が混ぜてありますので、このまま土に混ぜ込むだけでOK!
こうして苦土石灰と肥料をまいたら、スコップや鍬を使ってよく土になじませるように混ぜ込みます。このように良い土作りを行うのです。
このように写真と文字を見ていると、「大変そう・・・やめようかな」という気持ちになってしまう方も多いと思います。しかしこのように土作りから家庭菜園をはじめると、野菜を作る大変さや実ったときの嬉しさが実感できることでしょう。
お子様やご家族、ご友人と一緒にぜひ家庭菜園を土作りから始めてみてはいかがですか?
この記事に関する記事
Copyright© 運営事務局