石油ファンヒーターを使う上で、電気代は、どのぐらいでしょう?
2016/02/07
やまだーこうち
2016/04/08 更新
こたつやファンヒーター、エアコン等の暖房器具、それぞれの電気代を考えてみたことはありますか?それぞれ必要となる電力に差があるため、長く使えば使うほど電気代に大きな違いが出てきます。節約を考えているあなたのために、各暖房器具の電気代についてまとめました!
普段自分が使わない暖房器具って知らないものもありますよね。まずは、暖房器具を3つに大別してそれぞれ代表的なものを挙げていきたいと思います。
対流式暖房
空気を暖め、対流によって部屋を暖める暖房器具を「対流式暖房」といいます。エアコンやストーブ、ファンヒーターなどが当てはまります。部屋の温度を上げやすいというメリットがある反面、埃が舞ってしまうというデメリットもあります。
輻射式暖房
赤外線を拡散し、部屋全体を暖める暖房器具です。蓄熱暖房機・オイルヒーター・ハロゲンヒーターなどがあります。埃は舞いませんが、遮蔽物があると熱が伝わらないという欠点もあります。
伝導式暖房
電気毛布やホットカーペットなど、発熱体に接して体を暖める暖房器具の総称です。電気代が安い反面、部屋全体を温めるのには不向きです。
では、各種暖房器具の電気代を比較していきましょう!1時間あたりの電気代を知ることでどれがお得なのかがわかりますよ。
【暖房器具】エアコンの電気代
エアコンの電気代は1時間3.4~38.4円です。
暖房使用前の室温と設定温度の差が大きいほど電気代は高くなります。
【暖房器具】セラミックファンヒーターの電気代
セラミックファンヒーターの電気代は1時間あたり13.7円~30.3円となります。
(消費電力を弱風時530Wh、強風時1170Whで計算しています)
【暖房器具】オイルヒーターの電気代
オイルヒーターの電気代は1時間あたり12.9/18.1/31.0円です。
(消費電力を500Wh、700Wh、1200Whで計算しています)
【暖房器具】電気ストーブの電気代
電気ストーブの電気代は1時間あたり25.6円となります。
(消費電力を990Whとして計算しています)
【暖房器具】カーボンヒーターの電気代
カーボンヒーターの1時間あたりの電気代は11.6円~23.3円となります。
(消費電力を450Wh、990Whとして計算しています)
【暖房器具】こたつの電気代
こたつの1時間あたりの電気代は2.0円~5.1円となります。
(弱運転時80Wh、強運転時200Whとして計算しています)
とってもお得ですね!
【暖房器具】ホットカーペットの電気代
ホットカーペットの電気代は1時間5.8~8。0円とかなり安いです。
(※消費電力を225Wh~311Whとして計算しています)
【暖房器具】電気毛布の電気代
電気毛布の1時間あたりの電気代は0.07円~0.8円となります。
(消費電力を弱3Wh、強31Whとして計算しています)
最も電気代が安い暖房器具なので、節約を考えている方や一人暮らしの方にオススメです。
【暖房器具】電気ブランケットの電気代
電気ブランケットの1時間あたりの電気代は1.4円です。
(消費電力を55Whとして計算しています)
こちらも電気代が安く、一人で使う場合に適しています。
各暖房器具の電気代について知っていただきました。自分だけ暖まりたい、部屋全体を暖めたいなど目的に応じた使い方をするとさらに節約効果がアップしますよ♪
暖めたい場所が決まっている場合
自分だけで過ごす時は、部屋全体を暖めてしまうと電力を余計に消費してしまいます。ホットカーペットの部分暖めや電気毛布を利用することで、電気代を抑えつつ暖まることができますよ。
広い部屋全体を暖めたい時
家族が過ごすリビングなど広い部屋で使う暖房器具はエアコンがベストです!設定温度に達するまで時間はかかりますが、部屋全体を暖められるため多人数での利用に適しています。
狭い部屋全体を暖める場合
狭い空間全体を暖める時はファンヒーターやオイルヒーター等の暖房器具が適しています。エアコンほど広い空間を暖めることはできませんが、5、6畳の部屋であれば十分ぽかぽかになりますよ。
短時間だけ使う場合
短い時間だけ暖まりたい時には、すぐに熱を発する電気ストーブやパネルヒーター、カーボンヒーターなどの暖房器具がオススメです。
メイン暖房をつけるまでもないけど手足が寒い時
こたつや電気ブランケットなどの暖房器具を使いましょう。これらは電気料金も非常に安いので、メイン暖房器具の設定温度を下げて節約したいという時にも便利です。
暖房効率が良くなる組み合わせ、悪くなる組み合わせがあるんです。
エアコン+ファンヒーターなどの対流式暖房器具の組み合わせ、床暖房+オイルヒーターなど輻射式暖房器具の組み合わせは暖房効率が悪いため、なるべく避けましょう。
エアコンなどの対流式暖房器具で部屋を暖め、ハロゲンヒーターなどの輻射式暖房器具で暖かさを持続させるという組み合わせがベストです。
各暖房器具の電気料金や目的に応じた使い方についてご説明してきました。今年の冬はもう終わってしまいましたが、来年に向けてムダのない暖房器具の使い方を覚えていただければと思います。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局