知っておくとちょっと得する?観葉植物にこめられた花言葉まとめ
2015/11/13
tomoyo1984
ポニーテールは、ユニークな草姿の観葉植物です。細くて長い葉っぱが、お部屋をすずしい印象にしてくれます。また、株元の幹がぷっくりと膨らんでいる姿もかわいらしいです。そんな観葉植物のポニーテールの植え替えの時期と方法といった育て方と、花言葉について紹介します。
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ポニーテール(トックリラン)は、ユニークな草姿の観葉植物です。細くて長い葉っぱが、お部屋をすずしい印象にしてくれますよ。また、株元の幹がぷっくりと膨らんでいる姿もかわいらしいですよね。今回は、そんなポニーテールの植え替えの時期と方法といった育て方と、花言葉についてご紹介します。
『多くの才能』
ポニーテールは、数10年に1回、先端に小さくまとまった白い花を咲かせます。この花姿を表現して、花言葉がつけられました。
学名 Beaucarnea recurvata
科・属名 キジカクシ科(リュウゼツラン科)・トックリラン属(ノリナ属)
英名 pony tail palm
原産地 メキシコ
開花期 夏
花の色 白
別名 ノリナ
徳利蘭(トックリラン)
象の足(ゾウノアシ)
ポニーテールとは、メキシコ原産の常緑高木で、明治時代に日本へ渡ってきました。本来は10mほどに生長しますが、生長がゆっくりなことから、日本では観葉植物として流通しています。
ポニーテールは幹の株元が膨らんでおり、水を貯めこむ性質があることから、長期間の乾燥に耐えられるのが特徴です。また、幹の上部から細長い葉っぱを何本も垂らしています。樹齢が10年を越えると、幹から細い茎を1本伸ばし、穂のようにクリーム色の小さな花を咲かせます。
名前の由来
観葉植物のポニーテールは幹が徳利に似ていることから、「徳利蘭(トックリラン)」という和名がつけられました。蘭の仲間ではありませんが、渡来した当時は、外国産の珍しい植物にはランとつけられていたんですよ。また、旧学名の「ノリナ」と呼ばれることもあります。
ポニーテールバームという英名は、細長い葉っぱの様子が、馬の尻尾のように見えることからつけられた観葉植物です。
日の当たるところに置けば、元気に生長してくれる丈夫な観葉植物のポニーテールです。直射日光に当ててもかまいません。日当たりが悪いと、葉の色が悪くなり、株元が膨らまなくなってしまいます。寒さには強いですが、霜や乾燥した風に当たると葉が傷んでしまいます。
種まき
観葉植物のポニーテールは花が咲いた後につく種を採取して、育てることができます。5~9月が適期です。
1. 育苗ポットに赤玉土(小粒)を入れる
2. ポニーテールの種を植え、1cmほど土を被せる
3. 土が乾燥しないよう水やりをして管理する
4. 1ヶ月ほどで発芽し、根が十分生えたら鉢に植え替える
苗植え
観葉植物のポニーテールは5~9月が苗植えの適期です。耐寒気温は0~5度で、1mほどに育つと植え替えが大変なことから、地植えよりも鉢植えにするのが一般的です。
鉢植えは、苗よりも1~2回り大きな鉢を準備し、根の周りについた土を1/3ほど落としてから植え付けます。地植えは、日当たりのよい場所を選んで、植え付けるようにしてください。心配なときは、株元を寒冷紗や腐葉土で覆って防寒しましょう。
切り戻し
観葉植物のポニーテールは茎が伸び過ぎたり、葉が伸び過ぎて樹形が乱れたら、先端を切り戻します。切り戻した付近から新芽が出てきます。時期は葉がある程度伸びるまで3ヶ月以上かかるので、4月から5月頃のできるだけ早い時期に行った方がよいです。新芽が幹の先端ではなく、茎の途中から伸びて邪魔な場合は切り取るとよいです。
水やり
観葉植物のポニーテールは乾燥した環境を好むので、水を与えすぎないことがポイントです。生育期の4~10月は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。11~4月までは、土が乾いてから数日後に水やりをしてください。ときどき葉っぱに霧吹きで水を吹きかけると、美しさを保つことができますよ。
土作り
観葉植物のポニーテールは水はけのよい土を好みます。鉢植えは、赤玉土5:川砂3:腐葉土2か、市販の観葉植物洋培養土にパーライトを1割混ぜた土がおすすめです。地植えは、植え付ける1週間前に土を耕し、庭土に川砂と腐葉土を2~3割混ぜておきます。
肥料の与え方
観葉植物のポニーテールの4~10月は、2~3ヶ月に1回、ゆっくりと効く緩効性化成肥料を与えるか、月に2~3回液体肥料を水やりの代わりに施します。
ハイドロカルチャー
観葉植物のポニーテールの苗が売られているので、それをハイドロカルチャーにしてみると意外に育てやすかったです。乾燥地帯の植物なので水はあまり要らず、土が乾いているのに気がついたら水を入れるだけです。肥料もさほど要りません。
観葉植物のポニーテールは茎や葉っぱが伸びすぎて樹形が乱れときは、剪定をします。4~6月上旬が適期です。葉っぱが伸びるまで3ヶ月以上かかるので、早めに行うようにしてください。また、下の方の葉っぱが茶色く枯れてきたら、早めに取り除きます。
観葉植物のポニーテールは5~8月に、幹の膨らんでいるところの上を、親株が再生したときに葉っぱを茂らせたい位置で切り取ります。そして、切り取った茎を赤玉土に挿すと、1ヶ月ほどで発根します。その後新芽が出てきたら、鉢や地面に植え替えましょう。ただ、挿し木は発根する確率が低く、幹が膨らみづらいので注意してください。
ハダニ
乾燥する真夏に発生しやすい害虫で、観葉植物のポニーテールの葉っぱの裏に寄生してかすり状の傷をつけます。水に弱いので、湿らせたティッシュで株からこすり落とすか、殺虫剤を散布して駆除してください。定期的に霧吹きで葉っぱに水を吹きかけると予防できます。
カイガラムシ
観葉植物のポニーテールの茎葉に寄生する害虫で、特に葉っぱの重なりあった部分の裏につくことがあります。成虫は体が固い殻で覆われていて薬が効きづらいので、見つけたらブラシで株からこすり落とします。幼虫は、殺虫剤を散布して退治しましょう。
苗木の基部が膨らまない
ポニーテールの苗木が日光不足になると基部が膨らまないので注意してください。乾燥地帯の植物なので、トックリの部分に栄養分を蓄えるようになっているようです。光に当ててよく光合成させてください。
生命力あふれるポニーテールは、耐暑性、耐寒性が強く、育てやすい観葉植物です。家を留守にしがちな方や、こまめな水やりに自信がない方でも安心ですよ。また、すぐに大きくならないこともポイント。ダイナミックさと繊細さを併せ持ち、お部屋をおしゃれにしてくれます。
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