記事ID80332のサムネイル画像

    レンガ敷きの庭っていいな!あこがれの洋風ガーデンをお宅にも♪

    レンガはもともと土からできていて、庭によくなじみます。しかもきちんとした長方形なのでランニングボンド(互い違い)やヘリンボーン(杉綾)などパターンを組んで並べられ、ただの地面を飾り床のように美しくできるし、花壇も作れます。さあ、あなたの庭をレンガでおしゃれに!

    そもそもレンガとは?

    温かみのある赤茶色のレンガは、明治のころから建物や庭園の材料として親しまれてきました。レンガの作り方は、粘土に砂や石灰などを混ぜて水で練り、直方形の型に入れて乾かしてから、窯で焼きます。いろんな大きさがありますが、日本の標準では21×10×6cmです。材料の粘土の質により色もさまざまですが、ふつうのレンガは酸化鉄を含む粘土を焼いて作るため、赤みがかった色になります。

    庭に使えるレンガ①レンガを組み立てるだけの花壇

    ふつうレンガは、モルタルというもので1つ1つくっつけていくものですが、これはモルタルの代わりに目地板というプラスチック板で、まるでレゴブロックのように重ねて作ります。簡単できれい、しかも取り外し自由です!すてきな花壇ができていますね。

    作り方は、まずレンガを積む予定の場所を決め、平らに薄く掘って突き固めていきます。水平器(百均でも売ってます)を使ってできるだけきちんと平らにすると、立派にレンガが組めます。

    庭にレンガの1段目が積めたら、目地板を上に並べて、2段目のレンガを載せます。レンガにあけた穴が目地板に重なって、しっかり止まります。

    2段目のレンガの上に目地板を並べて、穴のないレンガを置けば、もう花壇の完成です! こちらの花壇は女性が一人で作ったのですが、専門家が組んだように美しくできていますね♪

    曲線も作れるらくらくれんがセット。『お庭の玉手箱』という会社が販売していて、穴あきレンガ、穴のない笠木レンガ、目地板のセットで売っています。レンガは6段まで積めるそうです。

    庭に使えるレンガ②レンガを置くだけの花壇

    塀の外側の、ほんの狭いところに、一列レンガを並べただけの花壇です。でもペチュニアが綺麗に咲いていて、とてもすてきに見えますね。

    こちらもただレンガを置いて、一部重ねただけの花壇。数がそろっているせいか、豪華に見えますね。単調にならないように一部二重にしてあるのが効果的。

    庭に使えるレンガ③型紙にレンガを並べる花壇

    なんと、花壇の実物大の溶ける設計図がついていて、整地した庭にその設計図を敷いて上にレンガを並べるだけで、こんなメルヘンチックな花壇が数時間で作れてしまいます。すごい!

    上の花壇の作り方です。庭を5~6cm掘り下げて、砂を3cmぐらい入れ、棒や細い板などでならします。この段階で水平によく気をつけて平らにしておくと、レンガの花壇がきれいに整います。

    花壇の設計図を広げて、平らにならした地面に置きます。風などで動かないように、レンガのような重いものを置いて止めておきましょう。

    何段かレンガを段積みする場所には、コンクリートボンドを使って、半分ずつレンガをずらしながら接着します。並べ終わったら、全体に砂かマサファルトをまいてホウキで敷き入れます。

    キュアガーデン レンガの敷き並べ~型紙が溶けるまで

    キュアガーデンを実際に作ったところです。レンガを重ねる部分でもボンドを使わずにやっています。そのほうが手直しするとき楽ですよね。

    庭に使えるレンガ④レンガに見えるタイルを使う

    これは、かるかるブリックといいます。セラミックでできた軽~いレンガ風タイルで、両面テープでどこにでも貼れます。室内はもちろん、戸外にも庭作りにも!大きさは95×45×10mmで小さめですけど扱いやすく、とてもおしゃれな雰囲気になります。

    これは家の外壁に貼った例。壁全体に貼っても、こういうふうに部分的につけても、家の個性が出てとてもすてきですし、庭のいろどりにもなりますね♪

    庭に使えるレンガ⑤本式にレンガを敷く

    庭に小さい花壇を作るなら、キュアガーデンやらくらくレンガが便利です。でも広い庭や長い通路にレンガを敷く場合、相当高くつきますし、やはり本物のレンガをビシッと使ってみたいときもあると思います。そこで材料と施工の仕方を調べました。

    材料と道具

    レンガ

    まず必要なのは、何といってもレンガ! 庭に敷く面積で必要な枚数を計算しますが、ふつうサイズのレンガで、1平方メートル敷くのに50枚も要ります。あんがい沢山必要なものなんですね。レンガはネットで買うとお得だそうです。

    砕石

    庭にレンガを敷くときの土台に使います。石を砕いたもので、砂ではありません。ホームセンターで買えます。ただ、量ははんぱでなく多くなります。1平方メートル用で200kg! 石ですから重いんです。配達してもらったほうがいいですね。

    そして砂も必要です。レンガの高さを調整したり、目地に入れたりします。これもレンガを庭に1平方メートル敷く場合に20kgぐらいあれば万全です。ホームセンターで売っています。

    杭と水糸

    庭にレンガを貼った後、水平かどうかを確かめるのに、杭に直角に糸を張って調べると安心です。杭はホームセンターで安く束売りしています。

    平らな板

    後、庭の地面をならしたりするのに平らな板切れがあると便利です。スコップで地面を掘り下げた後は、どうしても地表がぼこぼこになるので、板で押さえます。

    基礎作り

    こんな風に庭一面に美しいレンガを敷いて、いつまでも平らに保ちたい場合、大切なのは土台に砕石を敷くことです。砕石の尖った先が庭の地面にしっかり食いこんで、小さな杭を無数に打ったようにレンガをしっかり支えてくれます。

    砕石を厚さ10cmくらい庭に敷き詰めた後、3cmほど砂を敷きます。これはゴツゴツの砕石の表面を覆ってレンガが載りやすくするためで、バサモル(ばさばさ状態のモルタル)でもいいです。

    レンガを敷いて転圧

    レンガを庭に並べ終えた後、水平にできているかどうか調べて、乾燥した砂を目地(レンガの隙間)部分にホウキで掃きこみます。砂の上にレンガを敷いた場合、時がたって落ち着くまで少し動くかもしれません。部分的にあまりにも沈みすぎるときは、レンガを持ち上げて砂の量を調節したあと、レンガを戻して軽く叩き、落ち着かせます。最後に、敷いたレンガの上をまんべんなく歩いて転圧しましょう。強く踏みつける必要はなく、普通に歩いてレンガを落ち着かせると、平らな状態が長持ちします。

    庭にレンガを使う まとめ

    ヨーロッパの庭園や公園の花壇にあこがれるけど、なかなか自分で作るのはむずかしいんじゃないか。素人には無理。そう思っている方は多いと思います。でもやり方によっては、こんな素敵なミニガーデンやガーデンフェンスが作れます! デザインに飽きたら組み替えができるレンガも登場しました。どうか気軽にトライして、あなただけのすばらしいお庭を造ってください☆

    関連する記事

    この記事に関する記事

    TOPへ