【DIY】天井の壁紙張替えは自力でできる!あなた好みの壁紙に!
2016/07/03
清涼
襖の張替えは自分で簡単に出来るってご存知ですか?お洒落な襖紙を使って好きなスタイルでお部屋の雰囲気を変えられるのに、DIYの知識も特別なワザも必要ありません。誰でも出来る簡単張替え術で[和風・洋風・モダン]模様替え自由自在の襖マジックをご紹介します。
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襖(ふすま)と障子(しょうじ)は、どちらも部屋の仕切りに使う日本の伝統的な建具(たてぐ)です。現代風にいえば襖は「ドア」、障子は室内に光を取り入れる役割も兼ねた「窓」にあたります。
和風インテリアの要だった襖
日本で襖が使われるようになったの平安時代。木枠に和紙を何枚も重ねて作る襖は、四季のある日本の気候に適しているだけでなく、日本独自のインテリアグッズとしても利用されてきました。特に、表になる襖紙に趣向をこらした襖絵で、絢爛豪華な文化が花開いたのが江戸時代。その時々に合わせた趣のある襖紙で、部屋の雰囲気をさまざまに変えて楽しんでいました。
今の暮らしになじまない襖のデメリット
紙でできている襖紙は、変色や汚れ、ちょっとしたことで穴が開いてしまうのが難点。しかも、油分とホコリが混ざった汚れは、拭いたり、掃除機で吸い込んだりしてもなかなか取れません。子どもやペットがいる家では、襖にぽっかり穴が開いても忙しくてそのままにすることが。そもそも襖は“古くさい”イメージで、モダンな家具との相性はイマイチという感じです。
襖紙は簡単に張替えできる!
四角い枠と格子状の木を組んだ「骨」に紙や布を貼って作る襖。写真やアートを展示するのに使うパネルのようなシンプルな構造です。5枚重ねる紙のうち、表から見える上貼りは、市販の襖紙を使って簡単に張替えられます。蝶番で取り付ける洋風のドアと違い、引き戸の襖は取り外しも簡単。軽いので張替え作業での移動も、女性一人でできます。
襖紙の張替えでお部屋もグレードアップ
お客様がいらした時に襖がボロボロのままでは印象がよくありません。快適な部屋作りは「おもてなし」の一つ。襖だけでなく部屋全体がグレードアップする襖紙の張替えにトライしましょう。
襖紙を張替える前に完成後した襖をイメージしておきましょう。普通の襖には飽きちゃったという方、もっとおしゃれな襖に張替えたいという方にもおすすめしたい襖のインテリアをご紹介します。
家と木をモチーフにした襖紙が素敵なアクセントになっている子ども部屋。白を基調したフレンチテイストと畳にほどよく調和して「和モダン」という表現がぴったりです。
黄色、緑、白の襖紙を使って襖を個性的に演出している好例です。複数の襖紙を組み合わせて使う方法は、大きな襖紙より張替えが簡単できて、残った襖紙は部分補修に使えて便利。襖の張替え初心者や頻繁に汚れや穴で張替えが必要になる方におすすめです。
落ち着いた色合いの果物モチーフの襖紙は、ほどよい存在感があって畳との相性よし♪壁紙と色調をそろえることで、インテリアが和洋どちらでもお部屋の雰囲気になじんで仕切りと壁の2役を果たしてくれます。
コルクのパッチワークみたいな襖紙は、実はフリース(不織布)でできた壁紙です。引き戸も木目調でそろえていてとてもスタイリッシュ。畳の部屋にナチュラルな質感がよく合いますが、手軽なフローリングカーペットを敷いて味のあるシャビーシックを楽しんでもよさそうです。
収納場所に使われる手前に引っ張るタイプの襖は、襖紙の張替え時にツマミも交換するとよりおしゃれになります。ともすると目立ち過ぎる大きなお花柄は、白X黒を選んで正解。和室はモダンに、洋室をほどよく和テイストにと、どんなお部屋にも合いそうな襖です。
お部屋にナチュラルな表情を作り出す木の柄の襖紙。大きな柄やストライプは柄合わせが案外難しいのですが、ウッディ調の襖紙は少しくらい柄がずれても大丈夫。かえって自然な木の味わいが感じられます。エスニックな雑貨も取り入れてミックステイストなインテリアを楽しみたい方にもおすすめしたい、襖を使った演出法です。
なるべく手間とお金をかけずに素敵な襖にリメイクたい、そんな方へのいいお手本になるのがこちら。100均アイテムにもあるウォールステッカーを貼るだけなので、アッという間に襖リメイクの完了です。これなら賃貸住宅でもOK。襖の穴や部分的な汚れも、この方法で隠せば素敵な襖に生まれ変わります。
続いては襖の張替えでおしゃれなインテリアを楽しむための必須アイテム・襖紙・壁紙・ウォールステッカーをご紹介。襖紙選びの参考にして、自分のイメージにぴったりなアイテムを見つけてください。
オリジナル襖紙で人気のライノの「おしゃれなふすま紙」。不規則なラインがモダンでシックな襖紙です。襖を張替えるだけでお部屋に落ち着きのある表情が生まれそうです。
伝統的な絵柄からモダンでポップなモチーフまで、襖紙がバラエティー豊かにそろう楽天ショップ「和紙苑」で選んだ1枚です。優しい色合いの襖紙は、古風なようで注目のミッドセンチュリーモダンにもしっくり似合いそう。1枚から購入可能なので、左右違う襖紙を使ってみるのも面白そうです。
和室が華やぐミニラボ柄のふすま紙
水でピタッと貼れて、手を汚さずに簡単に貼り替えができる、ミニラボのふすま紙。ミニラボらしいかわいく華やかな柄を、和室に合うように色のトーンを控えめに仕上げています。柄は4柄展開で、どれもミニラボの人気柄。同柄2枚セットなので一対分の貼り替えができ、もちろん必要なサイズにカットも可能です。カーテン感覚でふすまをミニラボ柄にすれば、和室が一気に華やかになりそう♪「障子紙」と同じ柄展開なので、合わせてコーディネートするのも素敵。
楽天のショップから選んだアイテムは、渋くてカワイイ藍染の浴衣地のように見えますが、実は壁紙です。半間の押入れなら古い襖紙をはがさずに上からそのまま貼ってしまえば、すぐに張替え完了です。
シャビーな面持ちの古木柄。こちらも壁紙ですが、質感、色合いともに本物の木のようで思いっきり和から洋へイメージを変えたい方に特におすすめのアイテム。縦のラインが空間を広く見せる効果も。柄合わせしやすく、使い方も簡単なので襖張替え初心者に最適です。
ニトリのウォールステッカーはプチリフォームの強い味方。可愛い鳥かごがモチーフのこの商品は、いくつかのパーツごとに貼れるので汚れや穴が目立つ襖のリペアに大活躍してくれます。もちろん無地の襖紙とは相性バツグン。上からステッカーを貼ると、襖絵ならぬモダンなアート襖になります!
白い壁白い襖の部屋は、明るく開放的な一方で冷たいイメージになりがちです。そんな白い部屋には、蝶がモチーフのカラフルなステッカー「動き」と「元気」をプラス。北欧生まれのIKEAには、ステッカーのほかにもファブリック、壁紙など四季のある日本にもぴったりな自然をイメージしたアイテムがたくさんそろっています。
襖の張替えにトライするならぜひ引き手も新しいモノに替えてみましょう。写真は襖紙・壁紙の老舗東京松屋「彩り(いろどり)引手」のカタログから。シンプルな木製から伝統的な飾りを施した金具引手まで約130種類もあるのだとか。ひょうたんやツルなど可愛いデザインに、引手を交換するだけでも素敵な襖になりそうです。
それではいよいよ襖紙の張替えをスタート。最初にどんな壁紙、どの方法が一番やりやすいかをチェックしてみましょう。
襖紙には、貼り方の違いで3種類あります。※☆の数=難易度
☆ 粘着タイプ=シールのように剥離紙をはがして貼る
☆ アイロンで貼るタイプ=ノリをアイロンの熱で溶かしながら貼る
☆☆水で貼るタイプ=水をつけた刷毛でノリを溶かしながら貼るをハケで
上の二つは比較的簡単。水を使う襖紙の張替えは少し手間がかかりますが、貼る時に失敗してもはがしやすく、キレイに仕上がります。
初心者でも簡単にできるノリなしの襖の張替え方法を説明した動画です。粘着タイプの襖紙なのでシールを貼る感覚で簡単に挑戦できます。
アイロンを使った襖の張替え方法をて丁寧に解説している動画です。いつも使っているアイロンで、簡単でキレイに襖の張替えができます。
こちらは水貼りの襖の張替え方の動画。やや難易度は上がるぶん、襖紙がピンっと張って出来栄えの美しさもこちらが上回ります。また、襖紙が色柄豊富にそろっているのも水貼りタイプの魅力です。
一つひとつの手順を写真でじっくり見ながら襖を張替えたいという方はこちらも。diyのプロが、細かいところまで襖の張替えのコツを伝授してくれます。
わかりやすい説明で定評のあるDIYホームセンター「DOIT(ドイト)」のハウツー集。店舗で配布しているハウツーも便利ですが、インターネットでもdiyに役立つハウツー集を動画や写真とテキストで公開しています。
DIYショップRESTAが、オンラインショップ内に設けている「簡単DIY講座」で、初心者向きとすすめているのは、やはりアイロンを使う襖の張替え方法です。ハサミ、カッターなどアイロン以外に用意しておくと便利な道具も紹介しています。
冬の寒さ、夏の暑さを防いで快適に暮らすための知恵、四季の移ろいを楽しむ余裕。襖には、日本人の工夫と粋が感じられます。古臭い、野暮ったいなんて思わずに、襖の張替えで日本ならではの表情豊かな和モダンを楽しみましょう。
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