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【年末の大掃除】家の中だけじゃなく、外壁までピカピカにしちゃおう

家の中の掃除はみなさんされているかと思いますが、家の外、ましてや外壁となるとなかなか掃除する気が起きませんよね。でも、外壁も掃除しないと大変なことになるんです!なぜ外壁を掃除する必要があるのか、掃除のポイントについて記事を書いてみたので一読してみてください!

【外壁掃除】外壁はめったに掃除しない

外壁の掃除を普段からされている方はほとんどいないですよね。

家の中は普段掃除をしていても、家の外まではなかなか気が回らないものです。
ましてや外壁の掃除なんて普段されていない方がほとんどかと思います。

掃除しないということは、外壁には汚れがたくさん付いているということです。
年末などで本腰を入れて掃除をする際には、外壁まできっちり綺麗にしましょう!

【外壁掃除】外壁掃除の必要性

何故外壁の掃除が必要なのか、掃除をしないとどうなってしまうのがご説明していきます。

【外壁掃除】劣化が早まる

外壁の掃除をするのは、見た目を綺麗に保つというためだけではありません。
外壁の汚れを放置しておくと、「建物自体の劣化を早めてしまう」のです。

【外壁掃除】都市型汚れ

INAX社の研究によると、外壁の汚れの70%は「都市型汚れ」と呼ばれる汚れであるとのこと。
都市型汚れとは、窓ガラスの固定などに使用されるシーリング材から溶け出した油が雨水などで拡散されて外壁に付着し、その上に塵や埃、カーボン(炭素)が付いて発生する汚れなんです。

【外壁掃除】
この都市型汚れは油性の汚れですので、雨などでは簡単に流れ落ちません。
特に窓や排気口などの開口部周辺の黒ずんだ汚れは、都市型汚れである可能性が高いです。

【外壁掃除】苔・藻・カビによる汚れ

都市型汚れ以外にも外壁についてしまう汚れがあります。
苔や藻やカビといった胞子によるものです。

苔・藻・カビは養分のある外壁に胞子をつけ繁殖していきます。
特に日当たりが悪く、湿気の多い北側の外壁には苔やカビができやすくなるんです。

【外壁掃除】外壁を掃除しないとどうなるのか?

外壁が汚れた状態で長期間放置してしまうと、汚れが固まり、掃除をしても落としにくくなります。
掃除の時に一層手間も時間もかかってしまうため大変です。

先述の通り、汚れは外壁の劣化を早めてしまいます。
劣化が進行し、ひび割れや塗装の剥離が発生すると、雨水が外壁内部へ浸透していきます。

木材の場合は水に弱いため、カビが発生したり腐食したりという恐れがあります。
気付くのが遅れて劣化が建物内部にまで進行してしまうと、補修費用も嵩むため、日頃からメンテナンスをすることが重要です。

【外壁掃除】外壁掃除で押さえておきたいポイント

外壁掃除にあたって覚えておいてほしい点がありますのでご確認ください。

【外壁掃除】外壁掃除のタイミングと頻度

サイディングやモルタルといった外壁素材の場合、基本的には水洗いになります。
そのタイミングは汚れが目立った時に始めて、それからは年に1〜2回程度点検も兼ねて行いましょう。

【外壁掃除】ブラシは柔らかいものを選択

外壁の素材に使われるサイディングによっては、ブラシで強くこすってしまうと塗膜が剥がれてしまう恐れがあります。

そういった事態にならないよう洗車用などの柔らかいブラシかモップを使用してください。
また、クレンザーなどの研磨剤入りの洗剤も外壁を傷つけてしまう可能性があるため使用しないでください。

【外壁掃除】ゴム手袋をはめる

【外壁掃除】
中性洗剤やカビ取り用の洗剤は肌への刺激が強く、手荒れなどを起こす可能性があります。
しっかりとゴム手袋を着用して作業を行ないましょう。

【外壁掃除】

外壁の掃除では壁に放水してて汚れを落とすことが基本ですが、水をかける時はサッシの隙間や換気口などから水が室内に入らないように注意しましょう。

【外壁掃除】高所作業での転落に注意

2階以上の高所を掃除する時にハシゴや脚立を使って掃除をするかと思います。
転落に注意し、届かないところは無理に掃除せず業者に依頼するようにしてください。

【外壁掃除】外壁を掃除しよう!

注意点を読んでいただいたならいよいよ外壁の掃除に移ります。

【外壁掃除】水洗いで塵や埃を大まかに落とす

ホースで外壁に水をかけ、埃などの汚れをある程度洗い流します。
汚れは下に流れるため、上の階から下へと洗い流していきましょう。

高所の外壁に水が届かなくても、くれぐれも無理に掃除しようとはしないでください。

【外壁掃除】水洗いで落とせない汚れは中性洗剤で

外壁の汚れは水をかけただけでも粗方落とせますが、しつこい汚れには中性洗剤をぬるま湯で10倍~20倍程に薄めたものを使用しましょう。
洗剤が残ってしまうと劣化の原因になりますので、掃除の後はしっかりと洗い流すようにしてください。

【外壁掃除】目地・コーキング部分は雑巾で丁寧に拭きとる

外壁の目地・コーキング部分に水を直接当てると、シーリングがひび割れを起こし、屋内への水の浸入を起こす原因となります。
ブラシで擦ったりせず、雑巾で優しく汚れを拭き取ってください。

【外壁掃除】あとは自然乾燥を待つだけ

水洗い、中性洗剤での掃除、目地・コーキング部分の拭き取り掃除が終わったら、あとは外壁の自然乾燥を待つだけです。

【外壁掃除】それでも落ちない汚れには?

これまでの掃除法をお試しいただいても落ちない汚れがあったなら。

【外壁掃除】高圧洗浄機を検討

外壁汚れが広範囲であったり、どうしても落とせない汚れがある場合は高圧洗浄機の利用も検討してみましょう。
家庭用の高圧洗浄機の価格も安くなってきましたし、ホームセンター等で1日数千円ほどでレンタルすることもできます。

【外壁掃除】注意点

高圧洗浄機は水の圧力が強いゆえに外壁の塗装やサイディングのつなぎ目にあるシーリング材を削ってしまう可能性もあります。
また、バルコニーの裏側や軒天にある通気口に水が入ってしまうと、建物内に湿気がこもり、構造材などを傷める心配もあります。

高圧洗浄機は、以上の2点を理解したうえでお使いください。

【外壁掃除】まとめ

外壁汚れを放置するとどうなるか、掃除時のポイントや方法などについてお話ししてきました。

億劫がらずに年末の大掃除などの際に外壁の汚れも落としてあげてくださいね。

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