靴箱を開けたら悪臭が・・・カビ対策は大丈夫?対策と掃除方法ご紹介
2016/10/04
chihiro
冬場などで結露が発生しやすい窓枠部分。発生する黒カビを放置すると、体や家屋に悪影響を及ぼします。結露によって発生する窓枠のカビを除去する方法や、結露やカビの発生を防ぐ方法をご紹介いたします。カビを取り除いて快適な冬を過ごしましょう。
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冬になると起こりやすい窓や窓枠の結露。そもそも、結露とはどのように発生するのでしょうか。
空気中には、水分が“水蒸気”の形で含まれています。この水蒸気、暖かい時は気体ですが、冷えると液体の水に変わる性質があります。
結露とはこの気体の状態だった空気が冷やされ、空気中の水蒸気が水滴になってしまうことです。窓が結露しやすいのは、冷たい外気に影響されやすいからです。
結露をそのままにしておくと、カビの発生の原因にもなってしまいます。窓枠のカビを放置することで、気が付けばカーテンや周りの壁までカビが広がってしまいます。
窓枠にカビが発生しやすい時期は、20℃~25℃くらいの秋です。なんとカビの胞子は一週間で一億倍にも増えるといわれているため、そうなる前にカビ対策が必要です。
また、窓枠に発生した黒カビを放置することで、体に悪影響を及ぼします。
カビを食べるダニが発生し、カビの胞子やダニのふんを吸い込むことでアレルギーが引き起こされる場合があり、気管支ぜんそくや鼻炎といった症状が現れます。
また、結露が進むと、住まいに使われている建築材料が腐ってしまうことも。
準備するもの
・カビ取り剤
・キッチンペーパー
・ラップ
・ゴム手袋
※必ず換気をしながら行うようにしましょう。
カビ取り剤を染みこませたキッチンペーパーをカビが発生している窓枠部分に置きます。
カビ取り剤が乾かないように、上からラップをします。
20分程そのまま放置します。
時間が経ったら、タオルで拭きましょう。
カビ除去に必要なもの
・塩素系漂白剤(ハイターなど)
・片栗粉
・ゴム手袋
・マスク
※必ず換気をしながら行うようにしましょう。
片栗粉大さじ1と漂白剤大さじ1弱を混ぜ合わせる。
カビを漂白剤でしっかりと覆えるように、緩くならないように注意しましょう。
透明感が出てくるまで混ぜ合わせたら完成です。
カビが生えている窓枠の水気を拭き取り、漂白剤入りの片栗粉を塗っていきます。
5分ほど放置したら、固く絞ったタオルなどで片栗粉をきれいに拭き取りましょう。
粘着ジェルがカビにはりつき、効果的にカビを落とします。
カビ除去に必要なもの
・クエン酸パウダー
・重曹パウダー
・水を入れたスプレーボトル
・雑巾や使い古したタオル
クエン酸と重曹を1:1で合わせます。
窓枠サッシやパッキンのカビが生えたところに混ぜ合わせた粉をのせます。
水をスプレーで吹きかけ、泡を発生させて30分程待ちます。
時間が経ったら、固く絞った雑巾などで拭き取りましょう。
塩素系漂白剤など使うのが気になる方は、クエン酸と重曹を使った方法がオススメです。どの方法でも、しっかり換気しながら行うようにしましょう。
窓枠にカビを発生させないためには、やはり結露を発生させないことが重要になってきます。また、結露が発生した際にはすぐに対処する必要があります。
窓枠・窓ガラス・網戸を外して、サッシも一緒に水垢・カビを掃除
こちらの動画では、窓枠などを外してカビ掃除をする方法を紹介しています。参考にして、皆さんも窓枠の大掃除をしてみてはいかがでしょうか。
エタノールはカビたんぱく質を分解してくれる効果があるため、カビの除去に効果的です。
薬局などでよく売られているエタノールは2種類あり、一つは無水エタノールで、99%がエタノールです。もう一つはこれを80%に薄めた消毒用エタノールがあります。
エタノールはカビを殺菌できても、漂白作用はないのでカビの汚れは落ちません。
中性洗剤や塩素系の漂白剤で除去し、十分に乾いてからエタノールを吹きかけましょう。
スプレータイプのものもあるので、そちらを使うと便利です。
一番消毒用に効果が高いのは、80%です。そのため、水分を含まない無水アルコールに殺菌作用はなく、水で薄めて初めて殺菌作用を持ちます。無水エタノールをカビ防止に使用する場合は精製水などで薄めて使用してください。
換気をしよう
窓枠に結露を発生させないためには、換気をするのが一番です。こまめに換気をして、室内の水蒸気をできるだけ外に逃がすようにしましょう。特に冬場は室外の空気が乾燥しているので、ちょっとの換気でも効果的です。
カーテンはなるべく開けておく
なるべくカーテンは開けておくようにしましょう。カーテンを開けておくことで、カーテンと窓の間の冷たい空気が循環されるため、窓枠の結露防止になります。
台所用洗剤で結露を防止する
窓や窓枠の水分を拭き取り、乾拭きし、20倍程水で薄めた台所用洗剤を含ませたタオルで窓や窓枠を拭きましょう。台所洗剤に配合されている界面活性剤は水分を弾く性質があるのでそれを利用した裏ワザになります。
除湿機を使う
少しお金はかかりますが、除湿機がオススメです。最近では、電気代があまりかからないように省エネの除湿機なども販売されています。窓の近くに置いて、窓や窓枠サッシの結露を防止しましょう。
室内干しに注意
冬は洗濯物が乾きづらいので、部屋干しの機会が増えます。でも洗濯物が乾くということは、その分の水分が室内に放出されたと言うこと。
お部屋が乾燥しがちな冬とはいっても、こまめな換気は必要です。
結露防止シートを使う
空気層で窓ガラス表面温度の低下を抑え、結露の発生を抑制します。窓からの冷気を防げるので、暖房効率もあがります。
結露防止テープを使う
フェルト風の厚みのある起毛素材で、窓ガラスに貼るだけで結露をしっかり吸い取ります。
結露は水滴を除去するだけではなく、きちんと結露が発生させないようにしていく必要があります。結露対策で、窓枠にカビを発生させないようにして、いつもより快適な冬を過ごせるようにしてみてはいかがでしょうか。
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