落とし蓋がない時はどうしたらいい?落し蓋の代用となるものとは?
2020/12/10
zeroko
2021/08/23 更新
今回はクッキングシートがない時の代用方法をご紹介します。自宅でクッキーやパンなどをオーブンで焼く時に便利なのが、クッキングシート。今回はオーブンだけではなく、フライパン調理なども含めた、調理ごとのクッキングシートの代用方法をご紹介していきます。
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「クッキングシート」は、オーブンシートとも呼ばれている料理用品です。クッキングシートは、焼き料理をする際にフライパンなどに敷くことで、魚などの皮がフライパンに付着するのを予防したり、水で洗った野菜の水分を吸収したり、幅広い使用方法が存在します。
特に、オーブンや電子レンジを使用して作るケーキやパン、パウンドケーキを作る際には欠かせないアイテムと言えるでしょう。
クッキングシートの役割は、食材と調理器具がくっつかないようにすることです。オーブンの天板でクッキーなどを焼く場合には、クッキングシートの上に食材を並べて焼くことで、天板にクッキーが付着しません。また、焼き上がりも綺麗になる特徴があります。
落とし蓋や油を吸収する際にも重宝するので、毎日の料理の際に役に立つアイテムとなっています。
それでは、さっそくクッキングシートやオーブンシートがない場合の代用方法を料理別に紹介していきます。
まずは、ケーキを焼く時の型紙として、クッキングシートの代わりになる方法についてご紹介していきます。クッキングシートを使用しなくても、少し意外なアイテムでケーキ作りに取り入れることが可能です。それではさっそく見ていきましょう!
意外かもしれませんが、コピー用紙(コピーペーバー)をクッキングシートで代用する方法が存在します。コピー用紙は、加熱中に燃えてしまうのではないかと心配な方も多いと思いますが、ケーキなどを加熱する際は、160度~180度での加熱となるため、実は紙は焦げるだけで燃える可能性は低いのです。
コピー用紙は、上述したように意外と燃えにくい用紙です。しかし、コピー用紙がどんなに耐熱性に優れていても、200度-250度を超えると燃えはじめるので、これ以上高い温度で加熱する際は使用しないことをお勧めします。また、パウンドケーキやスポンジケーキを焼く際は、雛形の内側に用紙の滑らかな面(ツルツルしている面)を向けて設置しましょう。
スポンジケーキでも、バターケーキ(パウンドケーキ)でも、普通の紙(コピー紙やわら半紙)で代用可能。 わざわざクッキングシートを買う必要なんてないですよ。 バターを塗る方法は取り出せなくなることがありますので、紙を敷いた方がいいです。 ケーキ屋さんでは、ほとんどがわら半紙のような敷き紙を使っています。
上述したように、コピー用紙を使用して加熱する場合、発火する可能生がゼロではありません。コピー用紙を使用することに抵抗がある方は、油と小麦粉を使用します。
ケーキの雛形に小麦粉と油を塗り、冷蔵庫で冷やしてからケーキの生地を形へ流しこみます。その後、オーブンに投入することでケーキを焼き上げることが可能です。
形に油と小麦を塗布した際には、余分な粉は取り除くことがお勧めです。余分な粉をしっかりと取り除くことで、焼き上げた際の生地の表面が綺麗に焼きあがります。
クッキングシートがない場合は、アルミホイルを使用するのもお勧めです。アルミホイルに油を吹きかけ、その上に焼きたい物を設置することで、生地とアルミホイルがくっつきにくい特徴があります。パウンドケーキなどもケーキは、もちろんパンを焼く際にもおすすめの方法です。
さて、ここまではケーキなどを焼く際にクッキングシートの代用となる方法を紹介してきました。
では、ケーキなどではなく、煮物などの夕飯の準備中にクッキングシートがなくなった場合には何を使うことで代用できるのでしょうか?
次の章では、落とし蓋などの代用になる方法を紹介していきます。
夕飯の準備で煮込み料理を作っている時などに、落とし蓋をすることで味が良く染み込むと言われています。クッキングシートがあれば、落し蓋の代用となり使い終わったら、すぐに捨てることが可能です。
ここでは、落し蓋にクッキングシートを使いたい時の代用方法を紹介します。
最も簡単な落とし蓋の代用となるのがアルミホイルです。アルミホイルは鍋やフライパンの大きさに切って、真ん中に穴を開けます。穴を開けたアルミホイルを鍋の蓋のように上から被せてあげるだけでOKです。アルミホイルの代用としてサランラップを使用する方もいますが、火にかけている料理に対してサランラップで落とし蓋として利用する際は注意が必要です。サランラップは、アルミホイルと比べて熱に弱い特徴があります。長時間の煮込み料理などは、サランラップが変形してしまい鍋の中に落ちてしまったり、蓋の意味をなさない場合があるのです。
アルミホイルを使用する場合は、必ず空気が逃げる穴を開ける必要があります。蒸気を逃すだけではなく、料理に味が染み込みやすいとも言われています。また上述では、サランラップについても紹介しましたが、サランラップを落とし蓋として使用した場合は熱がない物に使用するのがお勧めです。例えばピクルスやナスの水煮など、火をから外して冷やす調理の段階で使用するのと良いでしょう。
それでは、次の章では蒸し料理の際に代用できる方法を紹介していきます。
現在では、家庭に蒸し器がある方も多いのではないでしょうか?蒸し器があれば、シュウマイや冷凍の肉まんなども電子レンジでチンするより、美味しく仕上げることができます。蒸し器でクッキングシートを使用する際は、蒸し器の底にシートを敷いてから使用しますが、万が一クッキングシートがなかった場合はどうしたら良いのでしょうか?そんな時の対処方法について、紹介していきます。
キッチンペーパーやクッキングペーパーがなくても、実はレタスやキャベツなどの葉野菜を使用することで代用できます。上述したように、蒸し器の底にシートを敷くのは、蒸し器に食べ物がくっつかないようにするためです。レタスやキャベツを使用することで、しっかりと蒸気を食べ物に通すだけでなく、蒸し野菜の副菜として食べることも可能です。
オーブンシートの代用品として持っていると便利なのは、シリコン製のオーブンシートです。 シリコン製なので洗えば繰り返し使用可能。シリコン製のオーブンシートはシートの上でパン生地をこねたりクッキーの型抜きをしたり、大きい鍋を置く際の鍋敷きの代用品としても使用出来ます。
これまで、蒸し料理などで活用できるクッキングシートの代用方法を紹介してきました。こちらの章では、フライパンで料理を作る際にクッキングシートの代用となるアイテムを紹介します。
クッキングシートの代用は、とにかくアルミホイルが万能です。アルミホイルを使用することで熱を通しつつ、フライパンと食材がくっつかないようにする効果も期待できます。例えば、魚などをフライパンで焼いた時には、魚の皮がフライパンにくっついてしまう場合があります。そんな時に、アルミホイルを敷いてから魚を焼くとフライパンにもくっつかないので、後片付けも楽ちんです。
蒸し器でも紹介したように、野菜を代用することも可能です。フライパンの上に野菜をしきつめ、上に具合を乗せる。その後、水を入れてから蓋をすると野菜からでた蒸気で具合をしっとりと蒸し焼きにすることが可能です。また野菜も一緒に食べることができるので、料理のバリエーションも広がりそうですね。
これまで様々な調理シーンで活用できるクッキングシートの代用方法を紹介しました。ここまで、読み進まれた読者の方は、アルミホイルがとても重宝するということを理解していただけたのではないでしょうか?もし仮にクッキングシートがなく、アルミホイルしかない場合でも、アルミホイルを使用した料理のレシピも多数存在するので、汎用性も高いですね。しかし、アルミホイルを闇雲に使用して良いわけではありません。こちらの章では、アルミホイルを使用する際の注意点を紹介します。
アルミホイルは、電子レンジで加熱することができません。電子レンジでアルミホイルを使用してしまうと火花が出てしまい、発火や発煙の原因となります。その結果、火事になってしまうことも考えられるのです。クッキングシートがないからと言って、アルミホイルを無理に使用するのは避けましょう。
上述したようにクッキングシートがない場合はアルミホイルで調理が可能です。アルミホイルがあれば、それだけで様々なレシピを作ることができるので、シートがなくても問題ありません。
こちらでは、アルミホイルを使用してできる料理・レシピを動画でご紹介していきます。
鍋がいらない!フライパンで 簡単 ホイル すき焼き のレシピ 作り方
アルミホイルを使用すれば、すき焼きだって簡単に作ることが可能です。
アルミホイルで作る鮭のホイル焼き
クッキングシートがなくても、アルミホイルだけあれば簡単に美味しい料理が作れます。特に鮭のホイル焼きは簡単で美味しいので、お勧めです。
30分キノコホイル焼きレシピ
ホイルを使ってキノコを焼くだけで、おつまみにもピッタリな料理を作ることが可能です。
結論からお伝えすると「アルミホイル」を代用する方法が、安全性・汎用性の観点からもお勧めです。アルミホイルは、値段も安く使ったらそのまま捨てることが可能なのも魅力です。一方で用途に応じて使い分けた方が良いのも事実です。電子レンジなどでは、蒸し器を使用することができないので、アルミホイルを使用する際には注意も必要です。また、今回紹介した代用方法は下記の通りです。
・アルミホイル
・コピー用紙
・サランラップ
・野菜
・油と小麦粉
いかがだったでしょうか?今回は、クッキングシートで代用できる調理方法やレシピなどを紹介してきました。ついつい切らしてしまうクッキングシートですが、身近なアイテムで代用することができるんですね。それぞれの使用方法には、注意点もありますので、安全性をしっかりと確認してから、クッキングシートや代用アイテムを活用していきましょう。
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自宅でクッキーやパンなどをオーブンで焼くときに便利なのが、クッキングシートです。
クッキングシートは、オーブンを使用した料理なども使えるので、使い勝手の良いキッチンアイテムの一つです。しかし、ついクッキングシートがないことに気がつかないまま料理をはじめてしまい、使うべき時に使えないという失敗の経験もあるのではないでしょうか?今回は、クッキングシートがないときでも代用で使える方法を紹介します。料理の際に役立つので、ぜひ最後までお付き合いください。