古くて狭いお風呂をきれいにリフォームしてくつろぎと癒しの空間に!
2015/11/30
狐の嫁入り
2015/10/10 更新
一昔前自分たちが子供の頃、お風呂ってあまり好きじゃなかったですよね。暗くて、冬は寒かったり狭く天井や壁のカビなど気になったり!だからこそ大人になった今!お風呂で快適に過ごしたい!そんな声にお応えするのが、まさにリフォーム!そんな、最新お風呂のリフォーム事情とは
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現代のお風呂は、清潔さだけではなく快適性も求められる時代となってきました。
今のお風呂に求められるものは何でしょうか?少しずつ、見ていきましょう。
出入り口の段差をなくし滑りにくい床にする。また手すりなど高齢者に配慮した作りであること。
お風呂のリフォームとは家族の完全を考えるということが求められているのかもしれません。
お風呂のリフォームでもっと求めたいものは、ゆったり足を伸ばしてお風呂に入りたい。また、広々とした空間がほしいなどスペースをいかに有効活用するかということが重要になってきます。
壁や床のカビの発生を抑えるものや、水滴が床に残らないように加工されたもの。
また、排水溝に髪の毛など詰まった時掃除がしやすいようになっているもの。
毎日使うお風呂だからこそお手入れのしやすさはひとつのポイントになってくのかもしれません。
貯湯タンクにいったん水を溜めてから、ゆっくり加熱して沸かしあげます。電気温水器のほとんどが、このタイプですが、タンクのお湯がなくなる湯切れやお湯があまる湯余りなどが発生します。最近では湯切れ対策として、「追いだきタイプ」や2階でもシャワーの勢いが強い加圧ポンプ付もあります。
能力は号数で表されます。家庭用のセントラル給湯は16号が主流ですが、最近では能力がアップした24号へと移りつつあります。24号給湯器だと、冬場でもキッチンとシャワーなど、2カ所でお湯を同時に使っても湯温・湯量が変化しません。
タンクの貯湯量で表します。1日使用するお湯の量を目安にしたものです。
360〜470リットルタイプが電気温水器の主流となっています。
空の浴槽に自動的に湯が注がれ、あらかじめ設定しておいた水位にくると自動的に停止し、湯温も設定温度になります。しばらくして湯温が下がると再び加熱され、入浴していて湯が減ると自動給湯されて水位がもとに戻るというしくみになっています。 お風呂の沸かし過ぎやお湯の止め忘れがないので便利です。外出先からお湯はりの可能なテレコントロール付きのものもあります。
浴室・脱衣室の温度の変化による「ヒートショック」
冬場は夏場の11倍の事故件数になるそうです。
ヒートショックとは、家の中の急激な温度差がもたらす身体への悪影響のことです。
急激な温度変化により、血圧が大きく変動することで、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを起こすことがあります。
家庭内で高齢者が死亡する原因の4分の1を占める「ヒートショック」
年間1万人以上(平成25年中の交通事故死 4,373人、1970年の16,765より 73.9%減少していますが・・・)。
さらに病死と判断されている方も多く、実際の数はもっと多いと考えられています。
少なくとも交通事故の2倍の死亡数であり、大きな問題です。
浴槽内溺死の8割以上は高齢者であり、その最大の原因と考えられています。
日本に多い原因は、「熱い湯に首まで浸かる日本の入浴文化 」によるものと考えられています。
浴室自体の断熱や浴室暖房などリフォームの際に導入される方が多いようです。
高齢化の進む日本!こういった事故を減らすためにも、お風呂のリフォームが大切になってくるのですね。
リフォームにかかるお金の事例を簡単にまとめました。
風呂・浴室には、「在来工法」と「ユニットバス」の2種類があります。「在来工法」はオーダーメード、「ユニットバス」は規格品を使った風呂・浴室のことです。既存の風呂・浴室がどちらなのか、またリフォームをどちらで行うのかで、工事の内容や費用が変わってきます。特に「在来工法」は、要望が多ければ多いほど費用がかさんでいきます。
具体的な事例を見ながら金額を確認していきましょう。なお総額は、機器代金・材料費・工事費用、また諸経費や一般的な下地処理・解体・撤去処分費用なども含んだ参考金額です。機器・材料・工事費用などは一般的な事例であり、実際の住居の状況や必要諸経費等で変わってきます。
浴槽の交換など大掛かりなものでなく、既存の風呂・浴室の機能を向上させるリフォームの価格帯です。
例 1
3万円シャワーヘッドと水栓を交換
機器代金
シャワーヘッド・シャワー水栓 それぞれ1万円
工事費用
シャワーヘッド・シャワー水栓の取替え 1万円
総額 3万円
シャワーヘッドと水栓を交換
シャワーヘッドを節水タイプのものに、あわせてシャワー水栓も交換する場合の費用イメージです。
さまざまな機能を持つものがありますが、シャワーヘッドは1~3万円、シャワー水栓も1~3万円程度です。工事費用は1~2万円が一般的です。
例 2
15万円浴室暖房乾燥機を新たに取り付け
機器代金
ミストサウナ付き浴室暖房乾燥機 10万円
工事費用
浴室暖房乾燥機の取り付け 5万円
総額 15万円
風呂・室内に浴室暖房乾燥機を取り付る際の費用例です。
壁にビルトインするタイプと、壁や天井に取り付けるタイプがあります。機器はおおよそ5~10万円、工事費用は3~5万円程度です。さらにミストサウナ機能が付いた機器の場合は10~15万円にアップします。今回は、ミストサウナ付きの機器が10万円、工事費用は5万円程度です。
浴槽や給湯器(風呂釜)を交換する場合の価格帯です。
例 3
30万円浴槽交換・下地補修
機器代金
FRP製浴槽 16万円
工事費用
浴槽の交換と下地の補修 14万円
総額 30万円
浴槽交換・下地補修
在来工法の風呂・浴室のうち、浴槽だけを交換する場合の費用目安です。
浴槽はベーシックなFRP製(ガラス繊維強化プラスチック)のもので16万円、工事は取り外し・取り付け・下地の補修を行い、費用は14万円でした。浴槽に使われる素材は、FRPの他にも、滑らかな肌触りが特長のホーロー、耐久性と保温性が良く根強い人気があるステンレス、独特の香りや温かみに癒される木材などがあり、価格も10万円を切るものから数十万円以上のものまでさまざまです。
例 4
40万円給湯器を交換して浴槽を広く
機器代金
給湯器と浴槽 12万円と10万円
工事費用
給湯器と浴槽の交換 18万円
総額 40万円
古いタイプの住居に多いバランス釜と言われる給湯器は、浴槽と並べて室内に設置するため、そのぶん浴槽が小さくなります。この例は、給湯器を外に設置する壁貫通型風呂釜に交換し、空いたスペースを使い浴槽も大きなものに変更する場合の費用をイメージしたものです。新しい給湯器が12万円、浴槽が10万円、工事費用が18万円程度としました。
この価格帯までのリフォームだと何とか発注できそうですよね。
古くなったユニットバスを新しいユニットバスに取り替える場合の価格帯です。ユニットバスの価格によって、金額が大きく変わります。
例 5
90万円ユニットバスをまるごと交換
機器代金
ユニットバス 60万円
工事費用
ユニットバスの交換 30万円
総額 90万円
ユニットバスをまるごと交換
ユニットバスには、0.75坪・1坪・1.25坪などがありますが、サイズが大きくなるほど金額はアップします。また、内装のグレード・水栓やシャワーなどの性能・ジェットバスや浴室乾燥などの機能の有無によっても大きく変わります。
ユニットバスの中心価格帯は50~100万円、工事費用は20~40万円程度が目安になります。ユニットバスの交換とあわせて給湯器や給排水管も新しいものに交換すると、さらに20~30万円程度の費用が想定されます。
在来工法の風呂・浴室を解体し、新たにユニットバスを取り付けた場合の価格帯です。
例 6
130万円在来工法のお風呂をユニットバスに変更
機器代金
ユニットバス 80万円
工事費用
在来工法の風呂・浴室を解体しユニットバスを設置 50万円
総額 130万円
在来工法のお風呂をユニットバスに変更
ユニットバスの中心価格帯は50~100万円、工事費用は40~100万円ですが、選ぶユニットバスのグレードや施工内容によって、費用は大きく変化します。風呂・浴室を一旦解体するので、工期が長くなり、ユニットバスの交換と比べると工事費用は高くなります。また、リフォームの際に風呂・浴室を洗面所側に広げる工事を行う事例も多くあります。その場合は、さらに費用がかかるのでご注意ください。
ここまでくると、本格的なリフォームですね。車が買えてしまいそうな価格です。
じっくり検討していきましょう。
どうだったでしょうか?
お風呂のリフォームについて少しでもためになっていただければこちらとしても幸いです。
リフォームといっても数十万から数百万までありますのでよく相談し検討していくことが大切でしょう。
また、現在はインターネットが普及し簡単に調べることができるようになってきました。
ですがリフォームなど地元で見つけていくのもひとつの方法だと思います。
ネットなどではさまざまな情報が見つかりますが、広告等に費用を掛けるためどうしてもリフォームする際の価格に響いてくることもあります。アナログですが口コミや足を運んで見たり聞いたりしていくことも大事だと思います。
自分にあったリフォーム業者さんが見つかると良いですね。
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