2017/02/16
hardworkingmom
セダムとは、ベンケイソウ科セダム属に分類される植物です。オセアニアを除くほぼ全世界に分布しています。肉厚の葉をもつので分類上は多肉植物に入れられることが多いですが、観葉植物としても扱われ、植え替えは特に難しくはないようです。今回は、植え替えの方法を紹介します。
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インテリアグリーンとして初心者にも育てやすいセダム、鉢植えでモリモリ育って窮屈そうになっていませんか?育ちすぎたセダムを株分けして増やしてみませんか?
セダムの増やし方は簡単、窮屈になった鉢植えを植え替えしながら増やします。
セダムは生長がはやく、脇から芽が出てぐんぐん伸びてきます。伸び放題なままでは、せっかくのもこもこしたセダムの美しさが台無しです。
余分になった枝は剪定をしてきれいにしてあげましょう。セダムは葉がぽろっと落ちやすく、あまり触りたくないと心配される方もいらっしゃいますが、心配ご無用。ぽろっと落ちた葉も葉挿しで根が出てくるほど対応力、繁殖力が旺盛です。
剪定した枝や落ちてしまった葉は、挿し木や葉挿しにして苗を育てましょう。たった1枚の葉からでも、新しい下部になります。
ラテン語で「座る・固定する」を意味する「セデス」にちなんだ名称です。
葉の形も色も様々で非常に多種多様で、地面から高さ5cmほどの這うように伸びていく種類、茎を立ち上がらせて1mを超す丈になるものなどもあります。
鉢植えのものは特に育ち過ぎると、姿が悪くなりますし根も詰まって元気がなくなってしまいます。もりもり鉢の上で満員電車のようになってきたら、植え替えをしてあげましょう。
順調に育ったセダムの植え替えの目安は、ミニポットの場合は1年に1回程度。それ以上の大きさなの鉢場合は2年に1回ほどです。
セダムは水をあまり必要としません、植え替える前には乾燥気味にしておくと鉢から抜きやすくなり、扱いやすくなります。
セダムの植え替えのポイント
・植え替えの適期は春先3月から5月
・根の成長が早いので、年一回から二回植え替えが必要
・株より一回り大きい鉢に植え替え
・根腐れしないよう水はけのいい土に植える
・植え替えの時株分けや剪定した枝や葉は挿し木にできる
セダムの株分けはスコップでざっくりカットしています。根の成長も早く、丈夫ですので多少手荒に扱っても大丈夫です。
セダムは水や肥料はあまり必要ありません。植え替えには次のポインがあります。
・乾いた土に植える
・切り口を土や水に触れさせない
・植え替え後は極力水は与えない
挿し木や株分けなど、一般的には水揚げをしっかり行ってからですがぜダムは違います。なるべく水に触れさせなのがコツ。切り分けた枝や葉は水気を切って乾燥させます。
自力で根を張り、成長する生命力がセダムの魅力です。
鉢植え植え替えの適期は、生育期中の3月から5月ですが、夏から秋にかけて生長しすぎた場合のメンテナンスのタイミングで行っても大丈夫です。形を整えたい時の手法をご紹介します。
切り戻しも株分けの手法の一つ。伸びきったり形の悪くなったセダム、こんもり枝分かれさせたい時などに思い切って枝を切り落とします。
切り戻しした元株もすぐにわき芽が出てきます。
セダムの葉挿しのポイントは、葉の切り口を乾燥させること。そして菌や病気にならないように清潔にすることです。
土を敷いた平らな苗床を作り、葉を1枚ずつ並べて置いておきます。半日陰で水を与えず乾燥させておきます。次第に切り口から細いヒゲのような根が出てきます。根が出て着たら、土を少し湿らせて水分補給します。
根が出てから約1ヶ月程度で、元の葉がすっかり枯れ落ちてきます。新しく出た葉が2cm以上になったら、苗床から1~3号のミニ鉢や豆鉢などに植え替えします。根が出てきてすぐ植え替えをするのは時期尚早、根を傷めてしまうのでご注意下さい。
挿し木(挿し穂)は、そのまま水を与えずに乾燥させておきます。しばらくすると切り口付近から細くて新しい根が出てきます。
多肉植物の発根に要する期間の目安
・繁殖力の強いセダムは約10日
・クラスラ属は15~20日
・コチレドン属やセネシオ属は3週間~1ヶ月
※環境や天候条件によっては多少異なってきます。
発根してきたタイミングで鉢に培養土を入れて、セダムを植え付けていきます。
植え付けがいちいち面倒という方は、挿し木用に切り分けた枝を鉢の上に置き、上から培養土を振りかけるようにして置いても発根してくれます。
セダムを増やすためには、丈夫な株に育てることが大切。といっても、水も肥料もあまり必要とせず、やりすぎるとかえって根腐れやトラブルを引き起こしてしまいます。
そんな生命力旺盛で手間いらずのセダム、冬越しがポイントになります。日本原産の種なら冬は茎の部分から枯れて、地中の中で根だけの状態で冬を越しています。
枯れてしまったと心配しなくても大丈夫、春になると芽を吹きだしまた成長を始めます。日本原産種のセダムなら、外で冬越しさせて大丈夫ですので露地植えも可能です。
メキシコのオアハカ州原産のエケベリアなど洋種セダムは、大きく分類すると耐寒性種と暖地性種があります。暖地性種は一般に高温多湿や寒さに弱いものが多く、室内で管理するのをおすすめします。
洋種セダムにはニジノタマのように育てやすくて丈夫なものがある一方、ヒメホシビジンのように夏の高温多湿に弱いもの、寒さに弱いタマスダレなどもあります。寄せ植えの時は弱い方に合わせた環境で管理してあげてください。
セダムを増や仕方や株分けや葉挿し、挿し木のポイントをご紹介しています。
セダムの育て方
セダムを増やすのは、難しくありません。株分けや葉挿し、挿し木をするときに、植え替えるのがいいです。植え替え時期は、春先の3~5月にして下さい。
3~5月に植え替えて、株分けなどで、新しい鉢に増やしていくとどんどん増えていくと思います。
セダムは、多種多様です。セダムの育て方を楽しんで下さい。
水の管理やポイントさえつかめば手間いらずのセダム、植え替えで増やすご紹介は参考になったでしょうか。初心者にも簡単な管理でたくさん増やせるセダム、可愛く飾ってガーデニングを楽しんでください。
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