住宅の階段に、手すりをつけて安全に昇降するようにしてください!
2015/12/12
やまだーこうち
2015/12/07 更新
新築予定で庭に階段付きのウッドデッキが欲しい、家の庭にウッドデッキが欲しい、と言う方、ウッドデッキは庭だけの物ではありません。階段をつければ家と庭をつなぐ架け橋です。切り離して考えると後で後悔する羽目に。いろんな話を聞いて、知ってから取り掛かりましょう。
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夕涼みや日向ぼっこでくつろげるウッドデッキです。
しかし今回は、縁側タイプのウッドデッキではなく、階段を用いた楽しいスペースとしてのウッドデッキを提案します。
庭と階段を用いたウッドデッキでどのような姿にコーデできるか、暫しお付き合いください。
ご尤もなご意見ばかりです。
家を建てる際、家は家、庭は庭と全く別に考える人は意外と多くいます。
とりあえず家を建てた後で庭を考えればいいや、とお考えの方、要注意です。庭も家の一部です。
特にウッドデッキにしたいとお考えの方、階段を用いるのならな尚更のこと庭のスペースが肝心になってきます。
これから家を建てる方、今ある家でウッドデッキのある庭を楽しみたい方、参考になれば幸いです。
【階段のあるウッドデッキ】3方向からの出入りができるタイプ
このように庭に面したウッドデッキの面を全て段差を極力なくした面の広い階段にして、アウトリビングにして開放感をUPします。
大きな階段は解放感があって、ちょっとしたパーティなどでは階段が椅子に代わりにもなります。
庭の手入れが面倒な方、時間がない方は、階段にプランタや鉢植えを飾って色を添えましょう。
【階段のあるウッドデッキ】1、2方向からの出入りができるタイプ
この様な段差の緩い階段のウッドデッキにはあえて手すりは付けずすっきりと。
ウッドデッキの階段の脇(道路側)に身丈ほどの樹木を植えて自然豊かな庭を作りましょう。
ウッドデッキ足元の目隠しにもなり、庭との一体感も出ます。
その内側にプランタの花や鉢植えの花でウッドデッキに花を添えましょう。
緑の中にある木の温もりを消さないよう、すっきりした植え付けをした方が全体的にスタイリッシュになり家も引き立ちます。
ウッドデッキの階段をこんな風にライトアップしたらどうでしょう。
夜の庭も映えて素敵です。
夜の明かりは善良な人は好みますが、そうでない人は遠ざかるものです。
ここまで明るくせずとも、ほんのり闇夜に光る明かりは心も癒してくれます。
【階段のあるウッドデッキ】多面タイプ
階段の面を増やすし、Rに近いウッドデッキはフォルムに表情をあたえます。
奥行きのある階段が椅子がわりになってくつろげます。
コーナーに小さなテーブルと椅子、パラソルを置いて小さなカフェ風に。背の高い観葉植物をウッドデッキの隅や庭の視線が行きやすい所などに置くとよいでしょう。
庭の中心に小さな木を植えるとパティオのような空間に。
【階段のあるウッドデッキ】間口全面タイプ
庭にせり出した大きく広いウッドデッキと、全面を2段という緩い階段にしたことで庭とテラスを一体にし、相乗効果で互いを大きく見せています。
このように広々したオープンテラスの場合、フル開口サッシで窓をできるだけ大きくとると部屋からテラスにかけて一体感が生まれます。
隣接する家や道路からの視線を遮るため、周囲をルーパースクリーンで取り囲みプライバシーを守り、スタイリッシュで安心な空間に。
【階段のあるウッドデッキ】全面タイプ
これはもはやアウトリビングダイニングです。
庭の手入れが面倒だったり、庭が狭くて窮屈になるから、と言う方、いっそ前面ウッドデッキにしてしまうのも一つの方法です。
その場合、ちょっと背の高い樹木を1本取り入れることをお薦めします。
写真のように観葉植物の鉢がすっぽり収まる程度の穴を用意しておき、植物を入れ替えることで気分をかえたり季節感を感じることができます。
もちろん直に庭に木を植えてもかまいません。テラスのシンボルとなるので本来はそちらをお薦めします。
【階段のあるウッドデッキ】屋上
庭にスペースがなく屋上がある家には、オープンデッキはいかがでしょう。
柔らかい風合いの木製のウッドデッキでテラスとなるところだけ階段で高くし、緑のない屋上に花壇スペースを作り癒しの空間にしましょう。
屋上にウッドデッキを設置する場合、平面的になってしまうので階段を設けて表情を作りましょう。
この場合も視線を遮るルーバースクリーンやパーテーションをお薦めします。
足元に芝を敷き詰めれば夏場、家の温度上昇を和らげ、室内の温暖対策にもなります。
【階段のあるウッドデッキ】2階建て
1階と2階、2階のルーフバルコニーから屋上に、それぞれウッドデッキを作り、それを階段でつないで外からも行き来できるようなスタイルも楽しい空間になります。
動物好きのお宅では、広い運動スペースにもなるとの声もあります。
「ペットは大切な家族」と愛情を注いでいる方は、自分たちだけでなく大事なペットも楽しめるものをと言う方も結構いるんです。
お隣の視線が気になる方は、その方向の面だけルーバースクリーンやパーテーションでプライバシーを守りながら光を取り込むことができます。
簡易的な壁、もしくは間仕切り、衝立のことです。
出来上がった所に置くだけという簡単で移動ができる便利グッズです。
ブラインドのように幕部の開閉も出来る優れものまであります。
このように布やデザインシート、葦簀など、優しい光を通しながら上からの視線を遮ってくれます。
このように家の窓やベランダ、道路に面した場所に設置し、歩行者の視線からプライバシーを守ります。
また、ルーパースクリーンの代わりにウッドデッキの2階ほどの高さに設置したら、他の家の2階、3階からの視線も遮ることができます。
そのためには骨組みが必要になりますが、日差しを和らげ木陰にしてくれます。
いかがでしたでしょうか。
庭とウッドデッキ、家の3つの関連性から階段は不可欠だと思います。
家、テラス、庭の仕切りを取り外し、3つで1つとした空間を作ると家はもっと素敵に、開放感あふれ、そこに住む人の気持ちさえ開放してくれます。
その大きな役割を果たしているのが階段です。
もしよかったら、広々階段のついたウッドデッキでご自宅をより良くしてみませんか。
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