ウッドデッキをDIYする前に、ウッドデッキ用の材木を知ろう!
2016/05/13
虹色綿菓子
2015/12/28 更新
ウッドデッキを想像して、まず頭に浮かぶのは天然木の心地よさだと思います。せっかくウッドデッキを作るなら、心の安らぐ居心地のいい場所にしたいですよね!そんな癒される空間を作るためには、素材が重要です!手間がかからず長持ちする天然木の素材について調べてみました!
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ウッドデッキの素材にも色々な種類があります。その中でも天然木のハードウッドと呼ばれている素材は、天然木の風合いが好きな人にとってはメンテナンスフリーで長持ちすると、人気があるそうです。今回は、その天然木素材のハードウッドについて調べてみたいと思います!
まずは、ウッドデッキ素材の種類から見ていきましょう!
ウッドデッキの素材は、まず天然の素材と人工の素材に大きく分けられるんですね。
☆天然の素材 ハードウッド☆
ウリン(アイアンウッド)
アマゾンウリン
サイプレス(オーストラリアヒノキ)
イペ
イタウバ
セランガンバツ等
☆天然の素材 ソフトウッド☆
SPF
レッドシダー等
☆人工の素材 樹脂木、人工木☆
木粉と樹脂を混ぜ合わせた人工素材
このようにまず、天然素材と人工素材に分けられ、さらに天然素材の中でハードウッドとソフトウッドに分けられています。
この中でも値段は高いですが、今回取り上げるウッドデッキ素材のハードウッドは「ハード」というだけあって、とても丈夫で長持ちするので、天然木の風合いがいいという方からは、人気があります。
こちらは、ソフトウッドです。
ソフトウッドは、柔らかい素材なので加工がしやすく、ホームセンターなどで普通に販売されています。
柔らかい材はさらに、ささくれ、カケ、割れなどが確実に早くおきますので、薬品処理されない限り、公共物件ではまずレッドシダーは採用されません。
柔らかい素材のソフトウッドは安くて手に入りやすいですが、なんの手入れもせずにウッドデッキにそのまま使用すると、1~2年で腐って使えなくなるそうです。
その理由は、水が浸透しやすかったり、シロアリのような虫に食われてしまったりするからだそうです。それを防ぐために防腐剤をソフトウッドの中に注入したり、防腐塗料を1~2年に1回、塗り治したりするそうですが、それでもハードウッド素材より長持ちさせるのは、難しいそうです。
ソフトウッド素材は、長期ではなく短期的な使用でなら、初期費用が安く、手に入りやすいので良いかもしれないですね。
こちらは、ウッドデッキに使用する人工素材です。
人工木材はメンテナンスフリーという点に引かれて施工してもらいました。たしかにメンテナンスは要らないのですが、しばらく経つと色あせ方があまり良くなかったです。色あせはしにくいのですが・・・半分がプラスチックのせいか、色あせた感じが古くなったプラチックという感じです。やはり木にあって木ならずでしょうか・・・どうにもそこが気に入らず私は作りなおすことしました。
人工素材のいいところは、メンテナンスフリーで品質が均一なところや、木ならではのササクレが起きないところですが、たとえ木に似せて作っていても、夏場は熱くなりすぎたり冬場は静電気が溜まったり、また見た目もプラスチック感が残ります。
天然木の風合いが好きな人は、天然木素材のハードウッドを、ウッドデッキを作るときに使ってみてはいかがでしょうか?
ウッドデッキ素材の、色々な種類のハードウッドが並べられていますね。
色がそれぞれ違っていて、一つ一つに特徴がありそうですね。
私はウッドデッキを作ってから維持までを含んだトータルの金額でお得だと思うのはウリンのウッドデッキかと思います。さらに、自作であればなおお得です。
擬似木とは全く比べ物にならないぐらい自然の風合いがあり
私は好きですね。
私の自宅ですが庭にウッドデッキがあります。
現在3代目で(イペ)を使用しています。
自然木の中では、メンテナンスがあまり必要無く
大変気に入っております。
JISで規定されている腐朽促進試験をすると、ウリンが断トツです。その次に合成木材、その次がイペです。サイプレスはイペとレッドシダーの中間です。
デッキ材を専門に販売しているものです。安い価格で検討しているならサイプレスでしょう。 価格は高くなるのですが高耐久性を求めるのであればイペ。またアマゾンジャラなんかも色合いがすばらしいです。 ウリンは灰汁が多いので除外した方がよいでしょう。
5年ほど前にサイプレスを使ってデッキを作りました。
無塗装ですが、変色はしているものの、今のところ腐れなどは
全くなく、当分は問題無さそうです。
迷われているなら、ハードウッドをおすすめしますね。
他の方もおっしゃっていますが、耐久性が違いますから。
あと,夏場はウッドデッキ表面が加熱され,輻射で室内にいても熱気を感じやすく
なります.パラソルやオーニックなどで日陰を作る事を考えた方が建設的でしょう.
ウッドデッキに使用する素材をハードウッドにすると、メンテナンスフリーで丈夫で長持ちし、天然木の自然な風合いを楽しめるのでよさそうですね。しかし夏は、たとえ木でもかなり熱くなるそうなので、日陰を作るなどして対策を施した方がよさそうですね。あとは、ササクレですね。人工素材ではできない木ならではの欠点ですね。気を付けましょう!
ウッドデッキで人気のあるハードウッド素材はお勧めですが、良い面、悪い面があるので、色々検討して自分に合った良いウッドデッキ素材を選びましょう!
ウッドデッキにハードウッド素材を使っていくと、紫外線の影響で色合いが変化していきます。
ステイン系の塗料を、木に塗ることで中まで塗料が浸み込み、シロアリなどの防虫、防腐、防カビ、撥水、紫外線対策の効果が期待できるそうです。
ハードウッドはまずホームセンターでは販売されていませんので、ハードウッド取扱い業者より購入する必要があります。
普段取扱いをしたことのない業者にとっては入手も簡単ではありませんし、業者によっては、何処で入手できるかもわからないでしょう。
ハードウッドは硬くて丈夫で、プロでも簡単には加工できない種類も多いので、一般のホームセンターでは販売されていないそうです。ですが販売している業者はたくさんあるので、ハードウッドを使用したいときは、インターネットなどでぜひ調べてみてください。
ウッドデッキ素材のウリンは、きれいな木肌で赤っぽい色をしていますね。
現地では、アイアンウッド=鉄の木と呼ばれているように、とても耐久性が高く、一生腐らない木材として知られています。
こちらは、ウッドデッキに使用して、3年がたったウリンです。
年数がたち、赤っぽい色がグレーに変わっていますね。
でも木肌はキレイに見えます。
いい色合いになってきています。
最初はブラウンでしたが、今は色が変化して渋いグレー色となっています。ちゃんと木の質感で、なおかつ硬質なシルバー色なので非常に気に入っています。
天然木が好きな人は、素材の色の移り変わりも楽しんでいるんですね!
このウッドデッキは、重厚で上品な色合いですね。
ウリンの質の良さが出ています。
公共工事で使用される信頼の材
ウリン材は、ディズニーシーのウッドデッキ、新中川護岸工事浮桟橋(東京)をはじめ多くの公共事業での使用実績があります。
ウリン材の強度・耐久性から海沿いなどの湿気が多い過酷な環境での使用例が非常に多いのも信頼の証といえます。
とても人気があり、色々な公共事業に使用されているウリンの、強度や耐久性やツルツルした木肌にはとても惹かれますね。最近は、価格が高騰しているそうなので、費用と相談しながら決めたいですね。
アマゾンウリンは、ウリン(アイアンウッド)と同じように、ツルツルした木肌がとても美しいですね。色も同じように赤っぽい色をしています。
表面は滑らかで、光沢のある美しいウッドデッキ材です。腐食やシロアリの対抗力もあり、今、人気の出てきているウッドデッキ材です。アマゾンウリンは、インドネシア産(アイアンウッド)のウリンよりも堅く、インドネシア産ウリンの弱点である樹液も出にくいのが特徴です。
ウリン(アイアンウッド)から樹液が出ているところです。4~5回雨が降って出つくしたら、樹液は出なくなるそうです。ウッドデッキの下がコンクリートだと、なかなかシミが取れないそうです。
ウリンと比べて優れているのは、樹液(アク)が少ないことです。
ウリンは施工後しばらくは、赤茶色いアクが出続け、基礎コンクリートを汚してしまいがちですが、アマゾンウリン(アマゾンジャラ)は樹液が少ないので、基礎コンクリートの汚れが少なくてすむと言われています。
もうひとつウリンと比べて優れた点は、アマゾンジャラの方が少しだけ価格が安いという点です。
また、人気すぎて頻繁に品切れを起こすウリンと比べて供給が安定しているのがアマゾンジャラです。
こちらは、完成して約1年後のアマゾンウリンだそうです。もう色あせてしまっていますね。
アマゾンウリンは、ウリン(アイアンウッド)よりは樹液が出なくていいですが、色あせるのがウリン(アイアンウッド)より早いそうです。そしてアマゾンウリンは、ウリン(アイアンウッド)より価格が安く、木の質も堅いそうなので、ウッドデッキを作るときには検討してみてもいいのではないでしょうか?
サイプレスは、木独特の「節」がたくさんある素材なんですね。色は、ウリンと比べると、とても白いですね。
防虫対策に気を配らなくていいので、手間いらずでいい素材ですね。
ツルツルしていて肌触りもよさそうですね。
サイプレス(豪州ヒノキ)は地元オーストラリアでは古くから住宅用材として重宝されてきました。現地では100年以上も前に建てられた住宅やウッドデッキが、今なお健全な状態で残っています。
ハードウッドの中では加工性も良いサイプレスは、ウッドデッキのDIYが初めての方でもハードウッドを使いたい方にはオススメできるウッドデッキ材です。肌さわりや香りが良いのもサイプレスの特徴です。
サイプレスは、硬く強度がありながらも加工がしやすく、DIY初心者でも扱いやすい木なんですね。
また、アロマオイルにも使われている檜のやさしい香りに、とても癒されそうですね。
年数がたつとグレーになっていきます。
高い耐久性を有しておりますので、基本的に無塗装・ノーメンテナンスでもご利用いただけますが、木材の表面に細かいひび割れが生じ、経年変化による色の退色(シルバーグレーに変色)がおこります。
サイプレスは、細かいひび割れが生じやすい素材だそうです。髪の毛のような細かい割れなので大丈夫だそうですが‥‥そこが難点ですね。
サイプレスは、癒される香りや木ならではの「節」のある見た目と加工性や価格の安さが魅力的ですね。DIY初心者でも扱いやすいということなので、自分でウッドデッキ作りに挑戦しようと思ったら、使ってみるのも良いですね!
イペはノウゼンカズラ科に属する常緑広葉樹です。
原産国はブラジルです。南米アマゾン川流域(ブラジル・アルゼンチン・パラグアイなど)に広く分布し、
硬質で耐久性の高い木材としてウッドデッキに使用されております。
この素材は、木目がはっきり分かりますね。
特長は木目がはっきりしていることです。
他のハードウッドは木目が少なく、
「まるで木じゃないみたい」
というほど硬いのですが、
イペは硬いわりにはちゃんと木目があり、木らしいです。
ウッドデッキ素材のイぺの色は、産地が広いため種類が豊富で、こちらの写真でも分かる通りバラつきがあるそうです。
外側の辺材は黄白色で、内側の芯材は黄緑色~緑褐色だそうです。
日当たりのよさそうな海沿いに設置されていますね。
こちらは上に屋根があるそうです。
褐色っぽい色をしていますね。
イペは薄めの褐色といいたいところですが、材により黒っぽいもの・緑がかったものもあり、ランダムな印象の強い材です。
この木は日当たりのいいところと、悪いところでまったく違った変化をします。
日当たりのいいところでは、すっと色が抜けて行きます。
一方、あまり日が当たらないところでは、徐々に色が濃くなって行きます。
そのためこの木の印象は環境に大きく左右されるのもお忘れなく!!
ウッドデッキを施工して8カ月後だそうです。
少しずつ退色していっていますね。
左側が日当たりがよく、右側は日陰だそうです。
イペ材は耐久・耐水・耐塩に優れたウッドデッキ材です。比重も重く、木肌は滑らかで高級感があります。 節は無く、色は黄白色で、年月が経つと褐色に変色します。港湾、岸壁などでは良く使用される木材です。
こちらは1992年に完成した、神戸のハーバーランドにあるウッドデッキです。1992年ということは、20年以上たっていることになりますね。
20年以上もたつと、色も完全に薄いグレーになっています。年数がたつとどの天然木もグレーに退色していくんですね。この渋いグレーの色合いもまた味がありますね。
そして、人が大勢来るところですが、まだ使えているところがすごいですね!
ウッドデッキ素材に使用されているイぺなどのハードウッドは、人が大勢来るような場所に使われるほど、耐久性があるんですね。
イぺは丈夫で長持ちしますが、ササクレができやすいので、裸足で歩かない方がいいそうです。
公園などの、土足で使う場所では何の問題もありませんが、ウッドデッキでイぺの素材を使う場合は、靴を履いて使用しましょう。
ウッドデッキ素材のイぺは、とても重く丈夫で、木目が美しいのが特徴なんですね。
ちなみに、人気のあるイぺの価格はかなり、高騰しているそうです。
ヨーロッパでは、イぺに変わる高級素材として注目されているようです。
イタウバは南米ブラジル原産のクスノキ科の広葉樹で、現地では古くからイペとならび最も信用のおける木材として、木橋や枕木、電柱などの構造材に使用されてきました。
このイタウバという素材は、イぺと同じブラジル産なんですね。
イタウバの素材を使ったウッドデッキです。最初は淡い色なんですね。
誰かが言っていました。 3時間で色が変わるのがイタウバ。
確かにそういう実感があります。
ちなみに半日で色が変わるのがビリアン(ウリン)。 気づけば色が抜けているのがイペ。 といった感じです。
こちらのイタウバは、茶褐色に見えますね。同じイタウバでも、色が違っていますね。
イタウバは空気と紫外線に触れることで色合いが変化する特徴がございます。
製材・加工当初は、きれいなオリーブ色ですが茶褐色に変化し、最終的には味わい深いシルバーグレーへと落ち着いてまいります。この色の変化もイタウバの魅力のひとつです。
これも同じイタウバの素材を使っています。
年数がたつと、深いシルバーグレーに変わっていくんですね。
経年変化でシルバーや黒になるなど、木材によってバラツキが出ることがあります。
またシミが比較的多いため、色合いを統一したい場合やシミが気になる方は、イタウバ材は不向きです。
加工がしやすいといってもハードウッドなので耐久性は十分にあり、ウッドデッキなど屋外で使用しても15年~30年は使えます。また、水にも非常に強く、熱帯雨林などの湿気が多い土地では、家を建てるときは主となる柱にイタウバ材を使っているほどです。また、水道管や橋脚としてイタウバ材を使っている地域もあるようです。
イタウバはとても丈夫で年数がたっても、木に含まれている油分が多いのでササクレがおきにくく水にも強いです。、また品質がいい割に値段も安いそうです。安くて品質がいいので、ウッドデッキ素材にぜひ1度使ってみはどうでしょうか?
セランガンバツという、ウッドデッキ素材です。
セランガンバツーはフタバガキ科の広葉樹です。
別名バンキライ、バラウとも呼ばれます。
原産国はインド、セイロン、マラヤ、ボルネオ、フィリピンなど東南アジアです。
公共事業などで多く使用されている実績のあるウッドデッキ材です。セラガンバツーは木の密度が高くて、硬くて耐久性も良く、防腐性にも優れています。ハードウッド系の中でも加工性も良い部類になります。
ポツっと小さな穴があいていますね。50cmくらい離れて見れば気にならない程度だそうです。
多くのハードウッドはインテリアにも使用され、その分値段が高くなりがちなのですが、セランガンバツにはピンホールと呼ばれる虫食いが発生してしまい、どうしてもエクステリア建材として回さざるをえないという事情があるからです。
セラガンバツには、ピンホールがありますが、小さくてほとんど気にならないくらいだそうです。
セランガンバツの色は、こう見ると黄色っぽいですね。
こちらのセランガンバツは、赤茶っぽい色ですね。
芯材は黄色っぽく、辺材は淡色とのことですが、手元にあるセランガンバツ材は、それほど単色ではありません。
イペと比較すると、やや黄色いですが、赤っぽい色をしています。
こう見ると、セランガンバツという素材の木は、イペよりもやや黄色だったり赤茶っぽい色をしているんですね。
セランガンバツも経年変化で、こんなに色が落ちていくんですね。
白銀色になっても味があっていいですね。
多少気になったのがざらつきです。
イペやウリンがまるで木とは思えないほど表面が平滑であるのに対し、セランガンバツの表面は若干ですがざらついています。
サンプルの個体差かと思いましたが、これはセランガンバツの特性のようです。
セランガンバツを使用する際、特にウッドデッキの床材とする際は注意が必要です。
セランガンバツという素材は、元から多少ざらつきがあるという事なので、素足で歩いてササクレなどが刺さったら大変なので、気を付けましょう!
無塗装で使う場合の注意点があります。
それは、「アク」。
施工後、雨によって内部の茶色いアク(色素)がどんどん出てきます。そして、その雨水の処理ルートをキチンと考えておかないと、そこら中にその痕が残ってしまいます。
茶色い色素が雨で、出てきてしまうんですね。そんなときは、中性洗剤で汚れを落とせるそうです。
セランガンバツの最大のメリットは、コストパフォーマンスです。
超高級ハードウッド、イペやウリンと比べると、2割程度安いケースも見受けられます。
セランガンバツは、表面がササクレしやすかったり、ピンホールに穴があったりしますが、価格が安いのがイイですね!
ウッドデッキに使う天然木のハードウッドは、初期費用が割と高めですが、1度作ってしまえば、メンテナンスにはほとんど費用が掛からず、長持ちもします。使っていけばいくほど、天然木特有の素材の深みが出てきて、それも楽しめますよね?丁寧に扱えば20年以上ももつそうなので、長い目で見れば色々な面でとても良い素材だと思います。みなさんも、ウッドデッキを作るときには、ぜひ参考にしてみてください♪
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