ベランダや庭でも観葉植物を楽しみたい!屋外で育てる観葉植物特集
2016/12/24
T.sui
2016/11/24 更新
光沢のある葉と刈り込みに強くて枝も細工しやすい事からグリーンインテリアとして人気の高い観葉植物ベンジャミン。種類によって葉の形や色も違うので、色んなバリエーションが楽しめます。そんな魅力的な観葉植物ベンジャミンについて、種類や育て方等々をご紹介します。
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人気の観葉植物ベンジャミン、引っ越し祝いや結婚祝いなどでプレゼントする人も多いそうです。室内で大事に育てていたのに、よく耳にするのは葉が落ちた、枯れてしまったという声。ベンジャミンの育て方などご紹介します。上手に管理して長く楽しみましょう。
まずは観葉植物ベンジャミンについて、簡単にご紹介します。
観葉植物ベンジャミンとは
観葉植物ベンジャミンは、クワ科イチジク属の常緑小低木で、原産地はインドから東南アジアにかけての熱帯地域。「シダレガジュマル」「ベンジャミンゴム」「ベンジャミンゴムノキ」などといった別名があります。
観葉植物ベンジャミンの人気が高い理由は、その美しい草姿だけではありません。ベンジャミンは自分で楽しむだけではなく、とても縁起が良くて贈り物にぴったりな観葉植物だからというのもあるのです。
観葉植物ベンジャミンは、原産地のインドやネパールでは「聖木」とされています。タイでもベンガレンシス(ベンガボダイジュ)と同じく聖木として扱われており、寺院などに多く植樹されています。
また、観葉植物ベンジャミンの花言葉は「信頼」「友情」「結婚」「永遠の愛」などといったポジティブな言葉が多く、その事も贈答用の観葉植物として人気が高い理由となっています。
風水的には社交運と仕事運をアップさせてくれる観葉植物、ベンジャミンについてご紹介しましょう。
風水では、葉が下向きに生える植物は「陰の気を持つ植物」とされています。陰の気を持つ植物は調和やリラックス効果を齎すと言われており、寝室やリビングなどといった、家族がくつろげる場所に置くのがおすすめだそうです。
また、ベンジャミンは風水的には人間関係をスムーズにすると言われている観葉植物で、悪い気を吸収して気の流れを良くし、運気をアップさせてくれる効果があると言われています。
観葉植物ベンジャミンと相性が良い方角は、東南と北西。この方角にベンジャミンを置くと、社交運・仕事運アップの効果が高まるそうです。
買ってきたばかりなのに、葉が全部落ちちゃってとびっくりするやら、お嘆きやらの声が聞かれます。葉っぱが全部落ちてしまったからといって、燃えないゴミに出してしまうのはちょっと待って下さい!
観葉植物ベンジャミンは、購入直後や明るい場所から暗い場所への移動など、環境が変わると葉がポロポロと落ちてきます。
これはベンジャミンの性質で、環境が変わると古い葉を落して新しい環境に適した葉を生やすために行う、いわば新陳代謝のようなものですので、心配する事はありません。
また、冬の間にも乾燥などで痛んで黄色くなった葉が落ちますが、これもよくある事なので、あまり心配する事はありません。
とはいっても、丸坊主になるほど落ちる場合は、環境の変化によるものだけでは考えられないので、管理方法を再考してみましょう。
ベンジャミンは生命力が強く、初心者でも育てやすい部類に入る観葉植物です。とは言っても、生きている植物である以上、間違った手入れをしてしまうと枯れてしまう恐れがあります。
そうならないためにも、育て方のポイントを正しくおさえて、ベンジャミンを美しく健やかに保ちましょう。
ベンジャミンは耐陰性はありますが、基本的には日当たりの良い場所を好む植物です。かと言って、直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうので、明るめの日陰に置きましょう。
また、日の当たる量が極端に変わると変化に対応できずに枯れてしまう恐れもあるので、置き場所を変える時は、1~2週間おきに日が当たる量を徐々に増減させていき、変化に慣らしていって下さい。
冬越しの場合は、5度以上の気温が必要ですので、室内の日当たりの良い場所で管理しましょう。
ただ、ゴールデンプリンセスやスターライトのような斑入り葉の品種は耐寒性が弱く、10度以上の気温がないと葉色が悪くなってしまいますので注意が必要です。
もう1つの注意点としてあげられるのは空気中の湿度。ベンジャミンは空気が乾燥すると葉を落とすので、エアコンの風が当たる場所は避けて下さい。
ベンジャミンの生育期は5月~9月。この時期は土の表面が乾いたら水をたっぷりと与えます。水切れすると葉を落としてしまうので要注意。
秋に入ると土の表面が乾くのに時間がかかるようになります。そうなったら土の表面が乾いて数日たってから与えるようにして、水やりの回数を減らして下さい。
さらに休眠期にあたる冬は、秋よりも水やりの回数を減らし、土が乾き気味になるように管理しますが、土の極端な乾燥には注意しましょう。
ベンジャミンは空気中の湿度が高い環境を好むので、時々霧吹きなどで葉に水をかけてあげましょう。これを「葉水」と言います。特に冬は空気が乾燥するので、こまめに葉水をして下さい。
防虫対策にもなりますし葉についたホコリも取れます。葉の色艶も良くなりますよ。
肥料は生育期に与えます。
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5月~9月の生育期に、2~3ヵ月に1回、薄めた液体肥料か緩効性の化成肥料を与えます。観葉植物用の肥料もありますので、それを利用するのも良いでしょう。
化成肥料の匂いが苦手な方は液体肥料がおすすめです。休眠期の冬は与えません。
ベンジャミンの植え付け・植え替え作業の適期は5月~7月です。生長が早く、根詰まりしやすいので、2年に1回を目安に植え替えます。
株を鉢から抜き、周りの土を3分の1ほど落とします。この時、鉢底の根が塊になっていたらその部分は切り落とします。その後、新しい用土を使って一回り大きな鉢に植え替えます。
置き場所の関係などで、それ以上大きく育てたくない場合は、鉢から抜いた後、根の周りの土を半分ほど落として伸びた根を短く切り詰めてから、元の鉢に新しい用土を使って植え替えます。
水はけと水もちの良い弱酸性の土を好みます。市販の培養土がおすすめ。
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ベンジャミンは水はけと水もちの良い、弱酸性の土を好みます。自分で土を配合して作る場合は、赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用します。
市販の観葉植物用の培養土を使うのもおすすめです。
新芽の出る4月中旬~5月下旬が理想的です。
ベンジャミンは刈り込みに強いので、新芽がどんどん出てきます。生長がよいとどんどん生い茂って樹形が乱れてしまうので、適宜枝を切り詰めて整える必要があります。
剪定に理想的な時期は、新芽の生えてくる4月中旬~5月下旬ですが、生育期の5月~9月であれば、軽く枝や葉を切ってもかまいません。
ベンジャミンには枝に一定の間隔で膨らんでいる部分があります。これが節です。この部分の上を切り取る事で、脇芽が出て葉が増えてきます。
水切れで葉が枯れたり、木が大きくなりすぎて葉がスカスカしてきたなど、葉の密度を高くしたい場合思い切ってばさりと選定します。
ばさりと思い切って選定したベンジャミン、一か月ほどで新芽が茂ってきます。かなり再生力、生命力の強いベンジャミン、すぐ枯れてしまう、というのは誤解のようです。今まで枯れたと思って捨ててしまった方、これからは捨てないでくださいね。
「ベンジャミンゴムノキ」という別名があるように、ベンジャミンはゴムの木の仲間です。そのため切り取ると、切り口からネバネバした白い樹液が出てきます。肌の弱い方が触れるとかぶれる事がありますので気をつけましょう。
またこの樹液は床につくと取れにくくなるので、ベンジャミンを剪定する時は鉢の下に新聞紙などを敷き、ティッシュやタオルで樹液を拭き取りながら剪定作業を進めていきましょう。
ベンジャミンは病気にかかりにくい観葉植物ですが、前に何度か触れたように、弱ると葉を落とします。気温が低かったり、水が少なかったり、環境が急に変化するとすぐに弱って葉を落として、最悪枯れてしまいますので注意しましょう。
また、風通しが悪いとカイガラムシが発生しやすくなります。植物の養分を吸うだけでなく、排泄物によってすす病が発生する可能性があります。見つけ次第薬剤散布で駆除するか、歯ブラシなどでこすり落として駆除して下さい。
病気ではありませんが、ベンジャミンには蜜線という器官があって、ここから分泌される蜜で葉がベタベタする事があります。周りの床などにも蜜が落ちる事がありますので気をつけましょう。
仕立てのバリエーションが豊富
ベンジャミンの若木は幹がしなやかでよく曲がるので、様々な仕立て方ができます。リング状に曲げたり、三つ編みにしたり、フェンスのように編み込んだり。
枝葉の生育が旺盛で、刈り込みにも強いので、幹の仕立て方と組み合わせると、まさにそのバリエーションは無限大。
大鉢でも幹の仕立てと刈り込み方でスッキリと見せる事ができるので、オフィスや店舗に置くレンタルグリーンや、贈答用の観葉植物としても大変人気があります。
細かくて光沢のある美しい葉とエレガントでシックな雰囲気。どんなインテリアにも合わせやすく、存在感もある観葉植物ベンジャミンは、自宅のお部屋からオフィスまで場所を選ばず使えるグリーンインテリアとして、観葉植物の中でも最もポピュラーな種類とされています。
観葉植物ベンジャミンには、色んな種類や園芸品種があります。どれも魅力的で素敵な品種ですよ。それらをいくつかご紹介します。
フィカス・ベンジャミナ
¥6,300(税込)
ベンジャミンの種類の中で最もオーソドックスな品種です。一般的に「観葉植物ベンジャミン」というと、この品種を指します。自生地では20m以上にまで生長する生命力旺盛な観葉植物です。
葉は濃緑色で光沢があり、どんな部屋にも合わせやすいのが特徴です。幹が柔らかいので、数本を編んでいるものもあります。
斑模様がフィカス・ベンジャミナよりも明るい印象を与える観葉植物です。暗めのインテリアが多いお部屋に置くと雰囲気が良くなりますよ。
ゴールデンプリンセスと比べると斑模様の面積が大きめで、葉の緑とのコントラストがはっきりしています。
一般的な品種に比べると寒さと暗さに弱いため、日当たりの良い場所で育てる必要がありますが、爽やかな印象で人気のある観葉植物です。
明るい葉の色が雰囲気を華やかにしてくれるので、存在感も抜群。お部屋の中でもシンボルツリーとして活躍してくれます。
ベンジャミン ブラック
¥10,500(税込)
卵型の葉の色は、光沢のある黒味を帯びた濃い緑。ベンジャミンの種類の中でも、とてもシックでスタイリッシュな印象を与えてくれる品種です。モノトーンで統一した落ち着いたお部屋に非常によく似合う観葉植物です。
ベンジャミン ヌダ
写真では分かりづらいかもしれませんが、ベンジャミン ヌダはベンジャミンの種類の中では肉厚の葉をしており、枝が垂れ下がるという特徴を持っています。そのため自然な樹形を楽しむ事ができるので、ナチュラル系のお部屋によく合う観葉植物です。
耐寒性と耐陰性もベンジャミンの種類の中では高い方なので、葉が落ちにくいというのも特徴です。ただし生産量が少ないため、入手しにくい品種でもあります。
ベンジャミン バロック
ベンジャミンの中でも新しい品種で、クルクルに巻いた葉が特徴の観葉植物です。葉の色は深い緑色ですが、新芽は明るい緑色なので、緑のグラデーションが楽しめます。
そのユニークで個性的な草姿で現在人気急上昇中。ベンジャミンの種類の中でも注目度No.1の品種です。
ベンジャミナ・シタシオン
ベンジャミンの新しい品種で、カールした葉が特徴の観葉植物です。ベンジャミン バロックに似ていますが、シタシオンの方が葉が大きく、カールも緩めです。
まだあまり流通しておらず、入手は少し困難な品種です。
魅力的な品種が多い観葉植物ベンジャミン。色々見てみて、好みとお部屋に合ったものを見つけて下さいね。
環境変化に対応するために葉を落としてしまう、ベンジャミン。縁起が良くて魅力いっぱいの観葉植物ベンジャミンいかがでしたでしょうか?お部屋を素敵に演出して開運効果も狙ってみて下さいね。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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