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さあ、あなたも始めてみませんか~多肉植物のサボテンを育ててみよう

「植物を育てるのが苦手な人でも、多肉植物サボテンなら育てられる」という話をよく聞きますよね。でも実は多肉植物サボテンの育て方は言われているほど簡単なことではありません。置き場所や水やりの注意点・植え替えや増やし方など紹介します

多肉植物のサボテン種類

可愛らしいものや刺の立派なもの、ユニークな形をしたものなど、多肉植物サボテンには多くの種類が存在し、見てるだけで楽しいものですが、あまりに種類が多すぎて、「名前が分からず育て方が分からない」、「自分好みのサボテンを探したい」といったことで悩まれている方も多いのではないでしょうか?自分でサボテンを探してみよう

フェロカクタス

フェロカクタス

多肉植物サボテンの中でも強剛な刺を持つフェロカクタス属。刺の色も綺麗な赤色や紫色、黄色、褐色など変化に富む“強刺類”グループの代表格。
神仙玉(シンセンギョク)

刺の色が非常に赤色になる品種。刺幅が広いほうが希少価値が高い。

1-1-2.江守(エモリ)

針座がイボ状に突起するのが特徴的で、刺が放射状に伸びる。

フェロカクタス

金冠竜(キンカンリュウ)

多肉植物サボテンの中でも黄刺が美しく栽培も容易な人気種。

1-1-4.日の出丸(ヒノデマル)

幅広く巨大な刺が魅力。「金鵄玉」(キンシギョク)という黄刺タイプもある。

エキノカクタス

多肉植物サボテンの代表といわれ、風格のある姿が魅力のエキノカクタス属。刺の色も綺麗な赤色や紫色、黄色、褐色など変化に富んでいます。金鯱(キンシャチ)

日光を良く好み、金色の刺が特徴で植物園などでもよく目にすることができる。金鯱の自生地はダムで沈んだため、絶滅危惧種IBに指定されている。

1-2-2.太平丸(タイヘイマル)

産地によって太刺、細刺があり、中刺が大きく6~8本放射状に伸びる。

コピアポア


多肉植物サボテンの中でも灰黒色の刺が魅力の黒王丸を筆頭に、強剛な刺をつける“強刺類
黒王丸(コクオウマル)

初めは球形に成長し、徐々に円筒に成長していきます。白銀の肌とそこから伸び黒刺が素晴しいコントラストで見ごたえがあります。

1-3-2.コピアポア・ギガンテア

大型に成長するコピアポア。黒王丸に似ていますが、黒王丸よりも灰緑褐色で肉質は硬いといえます。

多肉植物(サボテン)育て方

多肉植物サボテンはポイントをおさえて育てるとしばらくは元気に育ちます。ここでは抑えるべきポイントを3つに絞って紹介します。

光、風、雨を考慮した場所に置く

多肉植物サボテンは日当たりがよく雨が当たらない場所に置くこと。

多肉植物サボテンは日光が当たり、風通しの良い場所が大好きです。
逆に日当たりが悪く、風通しの悪い閉め切った場所に置くと枯れます。

春から秋にかけては日当たりがよい良い室外に置いてください。
また、多肉植物サボテン雨が当たると腐ります。必ず雨よけのある場所においてください。

室内で育てるときは一日に最低でも3〜4時間は日光に当ててください。
ベランダに並べる場合は、コンクリートの照り返しで枯れないように、棚の上に置くか、人工芝などを敷いて暑さをやわらげてください

最低温度が10℃以下になる季節は、室外から室内に取り込んで日光のあたる窓際に置きます。

種類によっては夏の強すぎる日光は日焼けをおこすことがあります。
日焼けの心配がある5~9月はレースのカーテン越しなどで日光を和らげるといいですね 。

温度

温度は最低5℃、最高40℃を目安にします。つまり何度でも平気ということです。

ほとんどの多肉植物サボテンは寒さに強く、凍結させない限り枯れません。でも安全をみて5℃は確保しましょう。
また、暑さにも強いです。大多数の多肉植物サボテンは日中の高温に耐えます。そして夜間の冷気で体力を回復して酷暑期を乗り切っています。 これは多くのサボテンが昼間暑く、夜間冷え込む砂漠に自生しているからです。

でも逆に熱帯夜は苦手だったりします。日本の夏は熱帯夜ですね。できるだけ夜間温度が低い除湿が効いた部屋などに避難させてください。

水やり

生育期は鉢土が乾いたらたっぷり水をあげます。

多肉植物サボテンは乾燥にはきわめて強いです。でも生長期にはたくさん水分を必要とします。
サボテンは水をやらなくてもよいと思われがちですが、水をやらないと枯れます。

水やりは生育期には鉢土が乾いたら 、鉢底から流れるぐらいたっぷり水を与えてください。

鉢全体に水が行き渡り、鉢土の空気も入れ替えができて、根腐れを起こしにくくなります。
以下に季節ごとの水やりの目安をお伝えします。

・ 生育の盛んな4月、5月、6月、9月、10月は表土が乾いた翌日にたっぷり水やり。
・ 生育が緩慢になる7月、8月は表土が乾いて3日後に水やり。
・ 生長が停止する3月、11月は2週間に1回程度の水やり。
・ 1月、2月、12月の低温期には3~4週間に1回ぐらいの水やり。
・ 凍結の心配がある場合は、全く水をやらない。
鉢土が乾いているかどうかは竹串のようなものを鉢にさしておいて、それを抜き取ったときにどこまで湿っているかを確認するとわかりやすいです。 意外に水やりは難しいです。

インテリア多肉植物

プニプニした質感がかわいい多肉植物は色も多彩で、種類も豊富。
「自分が育てている種類以外にもどんな種類があるんだろう。」「人気がある種類を知りたい」と思ったことはありませんか?

鉢カバーをアレンジ

もともとオブジェのようなシルエットの多肉植物は、鉢カバーが変わるだけでもグッと印象が良くなります。お気に入りの鉢カバーに植え替えるだけでおしゃれな雰囲気に…。どんな鉢カバーにしようか迷った時は、白の鉢カバーに植え替えれば間違いがありません。

お気に入りの雑貨に植え替える

鉢カバーに限らず、雑貨やブリキ缶・木製のボウル・マグカップなどに多肉植物を植えても、一味違ったオシャレな雰囲気を演出することができます。錆ついたブリキなどもアンティークな雰囲気で相性抜群。アイデアを生かし、様々な雑貨でアレンジに挑戦してみてはいかがでしょうか。

ハンギング

ユニークなシルエットの多肉植物は、天井や壁からハンギングにしてもおもしろい
ハンギングは水やりの手間が大変になるのですが、多肉植物はもともと乾燥に強いため、水やりの手間が少なくて済みます。

実行されるときは、壁に固定するピンや釘の耐荷重に注意して行ってください

テラリウム

多肉植物のアレンジで特に人気があるテラリウム。

透明感のある箱庭のような風景が魅力で、雑貨店や園芸店、家具屋で手に入るガラス製の雑貨にピンセットを使って多肉植物を植え込んでいきます。

多肉植物の洗練された飾り方4つのテクニック

アレンジの次は飾り方を紹介します。多肉植物は飾り方次第で、おしゃれなインテリアを演出することができます。

こだわりの一鉢で魅せる多肉植物

殺風景になりがちなサイドテーブルやドレッサーなどにも個性的なフォルムをしている多肉植物はとてもおすすめです。一鉢あるだけで十分に存在感を発揮し、グリーンのある空間へとかえてくれます。

ダイニングやセンターテーブルに飾る

小型種が多い多肉植物は、場所をとらないためダイニングテーブルなどに飾ってもオシャレ
毎日目にする場所ですので、土の乾燥状態をチェックしやすいのもグッド。
多肉植物は色々ありますがサボテンは可愛いですね

多肉植物寄せ植えしてみよう

彩り豊かな多肉植物の寄せ植えは女性に大変人気があります。「デコニク」、「オーナメントプランツ」とも呼ばれ、あたかもフラワーアレンジメント感覚で楽しめるのも魅力の一つでしょう。
そんな人気の多肉植物の寄せ植えですが、「どんなものがあるの?」、「自分でも作れってみたい!」、「おしゃれに作る方法って?」そうお考えの方もいるのではないでしょうか。

基本形

サボテンがやりやすいかも
初心者が多肉植物の寄せ植えに挑戦するときは、この基本形からはじめるといいですね。
基本形といっても種類や器のデザインにこだわれば、様々な表情の寄せ植えができます。
この基本形になれると、いろんな寄せ植えを作れるようになってきます

アレンジリース

作る過程が楽しいアレンジリース。多肉植物は直射日光と乾燥に強いので、玄関の扉に飾ってもいいですね。サボテンや観葉植物を混ぜて作っても楽しいですね。サボテンで作ってみましょう

壁掛け

中級者以降になるとぜひ挑戦したいのが壁掛けタイプ。まるで絵画のように飾ることができます。
植え込む前に簡単なデザイン設計図を作ってから取り掛かった方がいいですね。
中にはため息が漏れるほど美しい作品もあります。センスを磨くにはもってこいでしょう
多肉植物もサボテンや色々なものがあるので作ってみましょう
サボテンで作ってみましょう

色使い

多肉植物は多彩な色が魅力でもあります。色合わせを意識すると同じ種類の多肉でも全く違った印象になります。
ここでは大きく分けて3つの色合わせのコツを教えます。

カラフルに

サボテンで作ってみましょう
様々な色の多肉植物を植え込んで、思いっきりカラフルに仕上げる方法です。
鮮やかな色の間にちょっと淡い色を入れると、鮮やかさが引き立ちます。アレンジメントフラワーのようにグッと華やかになりますね

グラデーション

同じ色でも濃い色~薄い色までをグラデーションのように植組み合わせる方法です。
ため息が出るくらい美しく仕上がります。サボテンや観葉植物で作ってみましょう

その記事を参考に、ぜひ鮮やかなサボテン寄せ植えづくりに チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

サボテンの注意点

春と秋の水やりはたっぷりめに

サボテンは他の植物と違って、毎日のように水やりをする必要はありません。
しかし、温かさや寒さによって水やりの量を調整してあげないと、上手く育たないので注意が必要です。
春と秋のように昼と夜の温度差が激しい季節は、少したっぷりめに水やりをしてあげましょう

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