洗濯物にカビが！専用の洗剤がなくても洗濯機の洗浄ができた！

洗濯機のカビが生えるのはどこ？

　洗濯機には構造上、内側の洗濯槽と外側の本体のあいだに隙間があります。

　その隙間の部分に黒カビが生えてしまうのです。

　

洗濯槽に生えるのは黒カビ

　洗濯機の洗濯槽に生えるのは黒カビです。

　黒カビはアレルギーの原因になるともいわれているカビで、繁殖力も強いので厄介なものですね。

　

洗濯機は・・・湿度が高い

　洗濯機は衣類などを洗浄するために水を使います。

　水を使うものということは、自然と湿度も高くなりやすいのです。

洗濯機は・・・温度が高い

　洗濯機は室温に置かれていますね。室温は大体２０度位はあると思います。

　２０～３０度がカビの１番繁殖しやすい温度なのです。

洗濯機は・・・密室

　フタを閉めてしまえば洗濯機は密室になります。

　湿度、温度、密室の条件がカビにとって快適空間なのです。

カビのえさとなる洗剤の残りかす

　洗濯機のカビが生えたところに洗剤の溶け残りが付き、こびりついたものが黒カビのえさとなります。カビにとっては洗剤も栄養なのです。

食べこぼしのカス

　洗濯した時に洗濯機に食べかすが残るとそれを餌にしてカビはどんどん繁殖します。

　食べかすは取り除けるものは取ってから洗濯機に入れたほうが良いですね。

過炭酸ナトリウムとは？

　洗剤などの成分に使われることの多いもので、「炭酸ソーダ」ともいわれます。

　大体の洗濯機洗浄剤に使われているそうです。

　酸素系漂白剤なので環境にやさしいといわれています。
　

過炭酸ナトリウムの使い道

　過炭酸ナトリウムは殺菌、漂白に優れていて洗濯機洗浄の他にもパイプクリーナーや浴室のカビ掃除、消臭剤としても使えます。

　

洗濯機を満水にする

　まずは洗濯機を満水の状態にします。

　このとき、できれば４０℃くらいのお湯を使うようにするとより洗浄効果が期待できるようです。

過炭酸ナトリウムを入れる

　１０リットルに１００ｇの割合で過炭酸ナトリウムを入れます。

　洗濯機の汚れがひどい場合は多めに入れるそうです。

　

　ドラム式の場合は

　ドラム式洗濯機の場合は、途中で扉を開けられるくらいの水位にしておきます。

　過炭酸ナトリウムの割合は縦型のものと同じです。

５分撹拌、１～２時間放置

　過炭酸ナトリウムを入れたら、ちゃんと洗剤を溶かすために５分ほど撹拌します。

　面倒な時は洗濯機の「洗いのみ」のコースで良いですね。

　混ぜたら1～2時間放置します。

汚れを取る

　放置しておくと、洗濯機の汚れが浮いてきます。

　その汚れは網などですくい取っておきます。

　そのままにしておくとパイプなどのつまりの原因になります。

脱水

　浮いてきた洗濯機の汚れを取ったらすすぎと脱水をします。

　そのあとに普通の洗濯コースを２,３回繰り返し、洗濯機の汚れが浮いてこなくなれば洗浄完了です。

　

洗浄は３か月に１回

　梅雨時期などはカビが発生しやすくなっています。洗濯機の洗浄は最低でも月に１回はやっておきたいですね。

　カビの発生が落ち着いていたら３か月に１回くらいの洗浄でも良いそうです。

ふたは閉めない

　せっかく洗浄しても洗濯機のフタを閉めてしまうと湿気がこもりカビが繁殖しやすくなるのでふたは開けておき、風通しを良くしておきましょう。

洗濯物はすぐに干す

　洗った洗濯物を洗濯機内にためておけば中に湿気がこもり温度も上がります。

　それではいくら洗浄した洗濯機でも、カビの繁殖を促してしまう結果になるので洗濯物は洗ったらすぐに干しましょう。

脱いだものは洗濯かごに！

　洗浄した洗濯機に脱いだものを直接入れてしまうのもカビの繁殖を促します。

　人肌の温度と湿気、服で洗濯槽にフタをしたような状態・・・カビの大好きな条件が揃います。

洗浄できるものが幅広くある

　過炭酸ナトリウムは洗濯機の洗浄だけでなく、漂白、消臭、除菌効果もあります。

　１つあれば洗濯機以外の洗浄のほか、食器の漂白、カビの洗浄などに使えるので、家の中の気になるところに使ってみるのはいかがでしょうか？