2016/01/03
合同会社カトウ学習室
2016/06/04 更新
インテリアとしても人気のサボテン。トゲトゲとコロンとした形がかわいいですよね。サボテンは放っておいても増えていきますが、鉢がいっぱいになりがち・・・正しい増やし方で株分けしてたくさん鉢をつくってサボテンに囲まれる生活を!サボテンの増やし方をご紹介します。
トゲトゲがあって、暑い所に生えていて、たまに花が咲くこともある・・・
ユーモラスな形をしていたり、サボテンは不思議な植物ですね。
謎が多いサボテンですが、そもそもサボテンとはどんな植物のことを言うのでしょうか。
サボテン(シャボテン、仙人掌、覇王樹)はサボテン科に属する植物の総称である。その多くは多肉植物であるため、多肉植物の別名として使われることもあるが、サボテン科以外の多肉植物をサボテンと呼ぶのは誤りである。
多肉植物との違いは、トゲトゲがあるかないか。
サボテンも性質的には多肉植物ですが、サボテン科全体でかなりの数になること等から、サボテン科植物は「サボテン」と別枠で呼ばれるそうです。
トゲトゲといえばアロエにもありますが、アロエはユリ科アロエ属の植物で、サボテンとは違う植物です。
鉢植えのサボテンを放っておくと、小さなサボテンがぽこっと出てきたりします。そのままにしておくと鉢がいっぱいになったりしますよね。
普通、植物が増える場合は種などで子どもを増やすという感じですが、サボテンのこのポコっと出てきたものはクローンのようなものが増えていくようなものだそうです!
サボテンの増やし方には、
(1)挿し木
(2)種で増やす
(3)接ぎ木
の三種類があります。
これらの増やし方について、ご紹介します。
サボテンは仔吹きといって、勝手に小さな子どもの苗のようなものができてきます。
これを取って、別の鉢に植え替えて増やしていきます。これが挿し木というサボテンの増やし方です。
【サボテンの増やし方 挿し木1】
まず、元のサボテンから子どもの苗を取ります。
トゲもありますので、ピンセットを使います。
ねじって折るような感じで取ります。
【サボテンの増やし方 挿し木2】
切り口が湿ったままの状態で土に挿すと最近が入りやすくなるので、1週間~10日程度、切り口を乾燥させます。
置き場所は風通しの良い半日陰の室内などです。
親株の方の切り口もよく乾燥させておきます。
【サボテンの増やし方 挿し木3】
1週間~10日程度乾かすと切り口はこんな感じになっています。
そろそろ土に挿すことができます。
【サボテンの増やし方 挿し木4】
新しい鉢に植え込みます。
根元をピンセットで挟んでそのまま土に挿します。
浅めで大丈夫です。
【サボテンの増やし方 挿し木5】
水分が多くて腐ってしまわないように、しばらく水をあげないようにします。
水分を補給しようとして根がよく成長効果もあります。
水をあげ始めるのは天候や季節などにもよりますが、10日~2週間後くらいの根が出てくる頃からです。
一般的な植物と同じように、種を育てる増やし方です。
【サボテンの増やし方 種からの増やし方1】
サボテンもこんなふうに花を咲かせます。
花が咲いて受粉すれば、実ができて種ができます。
【サボテンの増やし方 種からの増やし方2】
ピンクの部分が種の入っている部分です。
この中から種を取り出せます。
【サボテンの増やし方 種からの増やし方3】
ピンクのところから種を取り出します。
サボテンの種は色々種類はありますが、例えばこのような感じです。
【サボテンの増やし方 種からの増やし方4】
土のうえに種をまきます。
サボテンの発芽には光が必要なので上に土をかけないようにします。
【サボテンの増やし方 種からの増やし方5】
少し見にくいですが、写真はサボテンの芽が出てきた様子です。
丸くてかわいい芽が出ています。
【サボテンの増やし方 種からの増やし方6】
こちらは、サボテンの種のまき方の動画になります。
ガチャガチャにサボテンの種なんていうのがあるんですね。
動画では、普通に市販されているサボテンの種も使っています。
サボテンの接ぎ木とは、異なるサボテン同士くっつけて新しいサボテンを作ることです。
下のサボテンは台木といい、根から水や栄養を吸収します。
上のサボテンは接ぎ穂といい、太陽から光合成します。
そしてお互いに栄養を送りあって共存します。
サボテンの中には根が弱かったりして苗や種からの生育が難しい「難物種」というものがあるのですが、接ぎ木をすることで台木の力を借りて生育しやすくできるのです。
【サボテンの増やし方 接ぎ木1】
材料は、接ぎ木するサボテン・カッター・糸など。
まず、台木となるサボテンを水平に切ります。
次に周り、肩の部分などを少しだけ斜めに切ります。
穂木となるサボテンも根を切り落とします。
【サボテンの増やし方 接ぎ木2】
両方のサボテンのほぼ中央にある移管束が合うように重ね合わせます。
サボテンを痛めないよう糸を使って固定します。
しっかりと固定したら日陰の乾燥した場所でくっつくのを待ちます。
1~2週間くらいでくっつきます。
くっついたら、台木のサボテンに合わせたお世話をしましょう。
【サボテンの増やし方 接ぎ木3】
サボテンの接ぎ木の方法を解説した動画です。
英語になっていますが、映像でだいたいわかると思います。
【サボテンの増やし方 接ぎ木4】
接ぎ木したサボテンはこんな感じになります。
よくお店で売ってあったこういったサボテンは、接ぎ木してあったのですね。
キャンドルみたいでかわいいです。
いかがでしたか?
いろいろな増やし方がありました。
挿し木による増やし方が一番簡単ではないかな、と思います。
たくさん増やしたら、アイデア次第でこんな感じの植え方もできます。
コロンとしていてかわいいですよね♪
かわいくて癒されるサボテン。
ちょっと手間をかけてきちんと増やしてあげて、サボテンライフを楽しんでください!
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