2017/06/03
little-bird
2016/11/21 更新
床の間のある和室って素敵ですね。でも床の間の飾り方ってどうすればいいのかわからない方って多いですよね。客間として使う事が多い床の間のある和室を素敵にコーディネートできれば年配のお客様も喜んでもらえるかも!床の間の飾り方について調べました。
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自宅に床の間があるという方は珍しくなってきました。和室はあっても床の間が作れるスペースがない住宅事情、床の間は贅沢な空間、貴重な空間になっています。そんな床の間、活かしていないなんてもったいないです。荷物置き場にせず、おしゃれに飾ってみませんか?
床の間には、ごちゃごちゃといろいろ飾らないように気をつけます。
掛け軸は真ん中に一本が基本です。
小さいサイズなら2~3本ぐらいまでに。
掛け軸どおしに物語などの意味合いを持たせた方がいいですね。
掛け軸を床の間へ飾るための釘は、様々な流派によって取り付ける場所や種類が異なる場合もあります。
正式な場面は特に気を付けて、わからない場合は詳しい方に訊ねた方がいいです。
特に流派を気にする事もない場合は、釘もいろいろあるので気に入ったものを見つけてみるといいですね。
南無阿弥陀仏 六字名号の掛け軸 絹本時代引/高級桐箱付
¥92,800(税別)
南無阿弥陀仏の掛け軸の飾り方はいつ飾ったらいいか悩みますね。
浄土宗や浄土真宗で、お彼岸やお盆などの法要の時に飾ります。
もしもお持ちだったら次のお彼岸やお盆などに飾るといいですね。
【日々是好日】 中田逸夫 尺三 掛軸 販売 お茶席 日常掛け 禅語
¥18,000(税別)
禅僧の名言など、尊敬する対象の言葉が書かれたものを飾る事もあります。
自分への戒めの言葉や目標とする言葉を飾り、文字を味わえる内容で楽しむのも素敵です。
花は、正面、右側、左側好きなところに置きましょう。
花は季節の花や集まりのテーマに沿った花を飾るのが一般的です。
掛け軸に沿った意味を持つ花を置く飾り方も素敵ですね。
床の間のある和室は客間として使う部屋が多いです。
お客様をもてなす飾り方として間接照明を使っても素敵ですね。
床の間の壁には掛け軸を飾らないといけないという決まりはありません。
花を飾る事もあります。
カジュアルなお茶会などの場合はお客様に楽しんでもらうための飾り方を工夫をしても楽しいですね。
日本は節句行事を楽しみ、季節を愛でる文化があります。
床の間で季節や行事を楽しむといいですね。
クリスマスなどの西洋の行事も工夫次第で素敵に床の間を飾れると思いますよ。
はじめのうちは、素敵だなと思う飾り方を真似る事から始めて大丈夫です。
いくつか真似て、意味合いを知ると、今度は自分でアレンジをしたくなるものです。
普段床の間の飾りを気にしていたら、旅館や趣のある座敷で素敵な床の間の飾り方をされていたら、興味もわいてきますよね。
掛け軸の由来や床の間の飾り方などを聞いてみたら、書籍やインターネットで知る事のない情報を知る事もあります。
何気なく見ているだけならば床の間に飾られたただの掛け軸と花の飾りでも、その意味を知ると、自分たちが想定した以上の気持ちでおもてなしを受けていることに気付く事もあります。
床の間の飾り方の意味を知るだけで、人の気持ちを受け取れるなんて素敵ですよね。
「床の間を飾る」というと決まり事が多くてわからないと敬遠される方もいます。
なにより今の住宅事情を考えると、床の間のスペースがあったら収納スペースを増やしたいなんて思う方も多いのではないでしょうか?
小さなお子さんがいらっしゃる家庭では、「花や掛け軸を飾ると高い確率で壊されます」なんてご家庭もあるのでしょう。
でも床の間を飾る習慣をつけていると、和室での行儀を覚えるきっかけにもなりますね。
本床と呼ばれるスタイルの床の間で、公式的な催しや行事などを行う場合は、置物の位置や置き方、向きなど決まりがありますので、その場合は正式なスタイルで置きます。
地域によっても変わる事があるので、詳しい方へ訊ねた方がよいこともあります。
本床は棚を備えているなどの条件を満たした「付け書院」、正式な床のことです。
日本建築で、座敷の上座側にあるゆかを一段と高くした床の間、壁に掛け物をしたり、床に花・置物などを飾り、季節や集まりのテーマなど、おもてなしの気持ちを表現したりする場所です。
しかし現代は、掛け軸をかける習慣がすくなくなり、和室を作っても床の間を省略することも多くなりました。
床の間をはじめ、和室にはそれぞれの部分に名前があり、ルールがあります。
しかし公式な場面でなく日常的に花や掛け軸を飾るのであれば少々無視してもよいのではないでしょうか。
ただ、美しく見えるためのルールもありますので、欲張って飾ったりしないよう考えた飾り方を心がけた方がキレイに飾れます。
写真の書院造の床の間は、床柱を中央に床の間、床脇、出書院で構成されています。
床柱(1)
床の間(2)~(5)
床脇(7)~(12)
出書院(9)~
南北朝時代に作られ、その用途は茶室建築に造られた「上段」が床の間となりました。
季節や祝い事などにあった掛け軸をかけ、花や置物を飾り客人をもてなす場所でした。
掛け軸は絵だけではありません。達筆な書を床の間へ飾る事もあります。
その美しさや書かれている文字に主の思いを考えてみたり、客人への心遣いを感じたりと相手をの気持ちを考える事もできます。
心豊かな文化だと思いませんか?
床の間の飾り方は、決まりがある事も多く、時間や場所に余裕がない現代人にとっては息苦しく感じる事もあります。
本来、床の間は、訪れる人を楽しませるための空間です。
あまり難しく床の間の飾り方について悩まずに、まずは住んでいる家族を楽しませるために飾ってみてはいかがでしょう。
「掛け軸とか高くて買えない」という方はまずタペストリーを掛け軸のように飾り、楽しむことから始めてはいかがでしょう。
1,000円前後から購入できて、季節を感じるようなおしゃれな手ぬぐいをタペストリーとして楽しむ方もいらっしゃいます。
ただ、正式な場面や、大きい床の間ではやはり小さすぎる事もあるので、飾り方には工夫が必要です。
カジュアルな場面など、床の間以外の壁に飾っても素敵ですね。
檜の手ぬぐいタペストリー棒
¥1,500 (税別)
手ぬぐいの上下に棒をつけ、タペストリーのようにして飾ります。
手ぬぐいは縦長なので、ミニ掛け軸のような飾り方ができますね。
手ぬぐいをタペストリーのような飾り方ができます。
床の間飾りについてご紹介してまいりました、いかがでしたでしょう。本床はめったにない希少価値も高く、略式の床の間も減ってきています。そんな床の間を飾る楽しみを見出して、実践していただければ幸いです。
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