2017/02/16
hardworkingmom
2016/10/21 更新
お誕生日や開店祝いなど、贈り物の鉢植えといえば胡蝶蘭!実は胡蝶蘭は適切な育て方を行えばとても長く楽しめる事が出来るんです。そのために、特に重要なのが「植え替え」です!今回は胡蝶蘭の植え替え時期とその方法、また育て方のポイントについてまとめてみました。
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贈答用の鉢植えとして、最も喜ばれるのが胡蝶蘭!その美しく華やかな姿はこれまでたくさんの女性を魅了してきました。
実は胡蝶蘭の花は、1カ月程楽しめます。
そして、意外と知らない方が多いんですが、きちんとした環境を整えてやることで、翌年にまた花を咲かせ、何度もその美しさを愛でる事が出来るんですよ!
それにはやはり、植え替えが最も重要です!
胡蝶蘭自体の寿命は50年といわれていますので、適切な植え替えを行うことで長く楽しめる長寿命の花なんです。
今回は胡蝶蘭を楽しむ為の植え替え方法についてまとめてみました。
記念で頂くことの多い胡蝶蘭。
せっかくのものですから、適切な育て方で長く生かしてあげましょう!
贈答用の胡蝶蘭は、きれいなラッピングをするために、根っこが小さなビニールポットにぎゅうぎゅうに押し籠められている場合が多いです。
さらに、見た目にバランスよく寄せ植えをする為、無理に大きな鉢に詰められています。
これだと通気性が良くない場合が多いので、胡蝶蘭を健康的に育てるためには植え替えは必須です。
贈答用の胡蝶蘭を飾っていて、葉っぱが黒くなったり黄色くなって落葉してしまうのは、これらが原因なんです。
ではどのように植え替えすればいいのか?
植え替え時期などをさっそくチェックしてみましょう。
胡蝶蘭の植え替えの時期はいったいいつごろなのでしょう?
花が終わって、春から秋にかけて
植え替えの時期は春から秋にかけてがベストです。胡蝶蘭の花が咲いているうちは控え、花がすべて終わってから植え替えをするようにしましょう。
コンディションが良くない時
コンディションが良くない時や病気になってしまっている時は、花が終わっていなくても、早めに植え替えをしましょう。
目安は2年に1回程度
水苔は腐りやすい為、過去に植え替え済みの胡蝶蘭でも、2年に1回程度は植え替えるようにしましょう。
水苔
ホームセンターなどでカラカラに乾燥させ、ぎゅっと固めた状態で売られています。これを水で戻してふわふわにして植え替えに使用します。
バーク
樹の皮のことを指します。これをを砕いたものはパークチップ、発酵させて堆肥化させてあるものはバーク堆肥と呼ばれます。
バークチップを植物の根元にかぶせると、雑草や泥はねを抑えるとともに土を保温・保湿するはたらきもあります。
初心者でも比較的育てやすいのは、素焼き鉢と水苔のセットです。夏を越させやすく、水遣りのタイミングが分かりやすいそうです。
バークは見た目は良いのですが、低価格品の場合稀にアク抜きの不十分なものがあるようなので注意しましょう。
素焼き鉢
植え替えの鉢には、素焼きの鉢がおすすめです。ラン用として売られている薄い素焼き鉢ならさらに良いでしょう。
園芸用鋏
胡蝶蘭は雑菌などに弱い為、あらかじめ、日であぶって消毒しておきます。ライターやバーナーなどであぶり、水で冷やせば消毒完了です。
はじめは3.5号くらいがベスト
素焼き鉢に水苔で育てる場合、根の量にもよりますが3.5号~4号からスタートさせるのが使いやすいサイズなので参考にしてみて下さい。
根が詰まっていたらひと回り大きいサイズを
基本的に蘭は小さめの鉢の方が根腐れしにくいそうです。
ですが、鉢の中でパンパンに根が張って窮屈そうな場合は、ひと回りだけ大きい鉢に植え替えてあげるのが良いようです。
あまり余裕のありすぎる大きさを選んでしまうと根腐れの原因になってしまうので注意が必要です。
では早速植え替えのやり方をチェックして行きましょう!
胡蝶蘭の植え替え手順①
まずは胡蝶蘭の形を整えるためにつけられている支柱や針金、テープ類をすべて外し、花茎をハサミで切ります。
胡蝶蘭の植え替え手順②
花茎は、じっくり来年まで育てたい場合は1または2の部分をカットします。
3の部分(3節目の少し上あたり)でカットすると、すぐにまた花を咲かせる場合がありますのでまだ胡蝶蘭の花を楽しみたい場合はこのあたりをカットしましょう。
胡蝶蘭の植え替え手順③
ビニールポットから胡蝶蘭の根元をスポット抜き、古い水苔を取り除きます。枯れてしまった根っこがあればすべてハサミで切り落とし、健康な根だけを残しましょう。
胡蝶蘭の植え替え手順④
新しい水苔で胡蝶蘭の根元を包みます。
水苔の量は鉢にしっかり詰まるくらいに多めにして下さいね。
胡蝶蘭の植え替え手順⑤
かならず一株ずつ素焼きの植木鉢に詰めて下さい。
あとはお水をたっぷり与えましょう。これでひとまず植え替えは完了です。
基本的に放置
植え替えの後は20日程は放置で大丈夫です。
水をやり過ぎると腐ってしまいますので、ミズゴケが湿っている間は水もいりません。
乾いたら水をたっぷり
胡蝶蘭の根元に詰めた水苔がカラカラに乾いたら、水をたっぷり上げて下さい。乾いたら水やり→乾いたら水やり、これを繰り返すだけでOKです。
直射日光はNG
胡蝶蘭は直射日光に当ててしまうと葉っぱが焼けてしまいますので、レースのカーテン越しや擦りガラスの窓越しなど、柔らかい日差しが当たる場所においてあげましょう。
いかがでしたでしょうか?
胡蝶蘭はうまく育てれば一生といっていいほど、長く楽しむ事が出来ます。
特にこれといって難しいポイントなどもありませんので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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