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クリスマスツリーに飾ってみたい!ドイツ伝統のかわいいオーナメント

クリスマスツリー発祥の地といわれるドイツ。伝統的なドイツのクリスマスオーナメントは、素朴でかわいい上にとってもすご技の結集された製品です。代々受け継がれてきたという、オーナメントが集まるクリスマスマーケットは、毎年大変な賑わいの一大イベントです。

クリスマスツリーとオーナメント、実はドイツ生まれ

キリストの生誕を祈るクリスマスの象徴、クリスマスツリー。実はドイツ生まれだとご存知でしたか?ドイツはキリスト教化するのが他の国より遅くなり、それまでは樹木信仰している民族でした。

キリスト教化がなかなか進まず、宣教師がそれまで勢力があった樹木信仰の木を取り入れたといわれています。

15世紀ドイツのパン職人が、クリスマスの日に聖霊救貧院にツリーを飾ったのがクリスマスツリーの始まりとされています。

キリスト教の中では後進国ドイツの風習だったクリスマスツリー

キリスト教化が遅かったドイツは、他の国からは後進国の意識がありました。アメリカで有名な、素晴らしいオーナメントで飾られたロックフェラービルのクリスマスツリーはずっと後になります。

アメリカでは、ドイツの移民がクリスマスツリーにオーナメントを飾る風習を持ち込みましたが、異民族の風習として当時は受け入れられませんでした。

アメリカでは、ドイツ移民の間でクリスマスツリーをドイツの伝統的なオーナメントとろうそくで飾っていましたが、電飾が発明されると製品の宣伝のために、きらびやかに飾ったクリスマスツリーが登場します。

それまではろうそくで火災の危険もあったクリスマスツリー、火災の危険が少ない電飾が注目されるとともに、きらびやかなクリスマスの雰囲気が人々に受け入れられるようになり広がっていきました。

ヨーロッパ、イギリスから広まったドイツのクリスマスとオーナメント

ドイツの近隣ヨーロッパでも、クリスマスツリーを飾る風習は爆発的に広まるということはありませんでした。

19世紀イギリスでドイツのクリスマスを紹介したのは、女王ビクトリアでした。家族でクリスマスを祝う習慣のドイツ、オーナメントで美しく飾るクリスマスツリーの存在に光をあてたのは、女王の夫がドイツ出身だからと言われています。

夫アルバート公への愛情と気遣いが、ウィンザー宮殿でドイツのクリスマスツリーをオーナメントで飾り、家族で祝うことを実践し、国民にも広めたとされています。

ドイツのクリスマスオーナメント

毎年大盛況!クリスマスマーケット

ヨーロッパでは、クリスマスシーズンにクリスマスマーケットがたちます。クリスマスのお菓子や関連の商品がたくさんのお店で売られます。もちろん、クリスマスツリーに飾るオーナメントも見飽きません。

ドイツのクリスマスマーケットの数は、大都市だけでも2,500以上。クリスマスマーケットの期間は、11月末の週末から始まり、クリスマスの前までの一ヶ月間に開催されます。

本場ドイツのクリスマスマーケットにいくなら、クリスマスイブの12月24日にはほとんど終わっているので、ご注意ください。

絵入りのキャンドルや、普段見掛けない実用重視よりかわいい重視のデザインのキャンドル立てなどもたくさん出回ります。貴重な蜂蜜のろうそくも、クリスマスマーケットではよく見かけます。

クリスマスマーケットのお目当ては?

クリスマスマーケットの目玉商品は、手作業で作成されるクリスマスオーナメントです。家の伝統として何世代も受け継がれてきたものが多く出品されています。

ドイツの伝統的なクリスマスオーナメントには、クリスマスの物語に出てくる、煙出し人形やくるみ割り人形、クリスマスピラミッドやクリッペといった木製のものがあります。

全て手作りで、絵つけもされたガラス玉のオーナメントなどもあります。ドイツのオーナメントはゴージャスというより、素朴さの中に華やかさがあるといった風情です。

サッカーボールのクリスマスオーナメント、サッカー王国ドイツらしいです。ドイツの伝統的なデザインンのオーナメントやこのような現代風なものまで、多く並んでいます。

ドイツのクリスマスオーナメントは木製のものが多くあります。木への信仰のなごりもあるのでしょう。素朴なデザインが魅力です。

木製のクリスマスオーナメン伝統的なものや、レベルが工芸品並みのものもあります。カンナで薄く削ってパーツを作ったような繊細な飾りも目を引きます。

木を薄く削って作ったような、繊細なオーナメントがたくさん出品されています。色合いを抑えてあると、上品なオーナメントに仕上がっています。普段吊るしておいても素敵です。

ドイツ・オーストリアでの伝統的なクリスマスオーナメント、とその伝統技術を使って作られたオーナメントです。日本の曲げわっぱも真っ青な、薄さと曲がり具合です。

ドイツの伝統的なオーナメントを見ていると、木への信仰心、工芸品など日本人の琴線に触れる、親近感が湧いてきます。

日本では一気にオーナメントやツリーを買いそろえて、毎年飾る家庭が多いですが、こうしたオーナメントをクリスマスマーケットで少しずつ買い集めて行くのも、楽しい年中行事になります。

クリスマスマーケットに、お気に入りのオーナメントを探しに大勢の人が買い物に集まるというのもうなずけます。

もらったらうれしい!お土産にもぴったり

小さな子供のおもちゃの木馬のような、ドイツ製木製のオーナメント。頑丈そうです。クリスマスプレゼントにもらったら、子供が大喜びすることでしょう。

ドイツのお土産にもなりそうな、ご当地オーナメントも存在します。さすがクリスマスツリー発祥の地です。オーナメントに街の名前や街のシンボルマークが入ったオーナメントもあります。

ドイツの Ratags Holzdesign社の製品で、マッチ箱に入った木製のオブジェがあります。飾ってもかわいいですし、箱に入れて楽しむのも「アリ」です。

ドイツのエリチ地方で作成されているかわいいオーナメントです。小さなマッチ箱のサイズに収まって、クリスマスのモチーフの世界を表現しています。

ショーウィンドウで「あ!これいいな」が見つかる!

都内でも、有名なブランド店のショーウィンドウのクリスマスツリーや、華麗なイルミネーションを眺めて回るだけでも、楽しい時間を過ごせます。

ドイツのこんなアイデアのクリスマスツリーのオーナメント、「オーナメントを売ってもらえませんか。」とお願いしたくなります。

ドイツの「粋」を感じさせるオーナメントのツリーです。

おわりに

クリスマスシーズンになると、たくさんのツリーが街中をにぎわせてくれます。古くは樹木信仰からと聞くと、自然に神様が宿るとしていた日本の祖先の信仰につながるような気がして、親しみを感じます。

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